マツダCX-5の維持費はどのくらい?項目別に費用の目安を紹介
マツダCX-5を所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。この記事では費用項目別に、マツダCX-5の維持費の目安を紹介します。また、維持費の管理が面倒といった方におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

柴田 和也
マツダCX-5を所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。この記事では費用項目別に、マツダCX-5の維持費の目安を紹介します。また、維持費の管理が面倒といった方におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
▼もくじ
マツダCX-5は2012年にマツダが発売したクロスオーバーSUVです。2017年にはフルモデルチェンジが行われ、2025年現在では2代目が販売されています。マツダCX-5は、SUV新車販売台数1位に輝いたこともあるなど、マツダの中でも主力車種といえる存在です。全世界で販売されているマツダ車のうち約4分の1がCX-5であると言われていることからもその人気の高さがうかがえます。
マツダでは「CX-〇〇」という車種をいくつか展開していますが、このCXはクロスオーバー車のラインナップを意味します。また、数字の部分は車格を表しており、数字が大きいほど車が大きいということになります。
そんなマツダCX-5は、走破性の高さが魅力の1つです。先進テクノロジーを活用した「i-ACTIV AWD」という4WDシステムを採用しており、走行環境をすぐに読み取ることができます。そのため、車輪に対する適切なトルク配分の調整が可能です。これは、悪天候の時や路面が凍結している時などでも安定した走行がしやすいことを意味します。また、フロント部分が長く洗練されたイメージをあたえてくれるデザインも特徴です。
ここでは、マツダCX-5の維持費を項目別に解説します。マツダCX-5の所有にあたっては、さまざまな費用が発生します。ここで取り上げる費用項目は以下の通りです。
車検は、新車購入時は3年後に、それ以降は2年に1回行うことが定められている点検のことです。車検費用は大きく分けて法定費用と車検基本料金から構成されています。ここではそれぞれの概要について解説します。
法定費用とは、国によって決められている費用のことで、車検時に支払う必要があります。法定費用は、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代の3つから構成されています。
自賠責保険料とは、自動車の所有者に対して加入が義務付けられている保険のことです。この保険に加入していないと、車検を受ける資格が与えられません。一括で支払う場合、保険料は24ヶ月で20,010円となります。
また、自動車重量税は、その名の通り自動車の重さに応じて課される税金のことです。新車登録時に3年分の税金をまとめて支払うほか、2年ごとの車検時にも2年分をまとめて払います。
普通車の場合、0.5トンごとに課税される仕組みとなっており、マツダCX-5は、自動車重量税の区分が1.5トンから2トンとなるため、32,800円がかかります。
印紙代は、証紙代金のことです。これは、検査費用や車検証の発行手数料などを支払う際に発生します。なお、印紙代は、指定工場・認証工場など、工場の種類によって金額が若干異なります。指定工場は、車検の検査ラインを備えており、保安基準適合賞を発行できる工場です。また、認証工場は自社工場で点検整備を行い、完成検査は他の工場で行います。マツダCX-5の場合、指定工場で車検を受けると印紙代1,800円がかかります。
車検基本料とは、車検を実際に行うディーラーや車検業者に支払う費用であり、業者によって異なるものです。そのため、マツダCX-5の維持費を少しでも抑えたいのであれば、この車検基本料を検討してください。
一般的に点検項目が詳細で多いディーラーでは高額になりやすく、最低限の基本項目の点検を行うガソリンスタンドなどは比較的安い金額になりがちです。安く済む場合は30,000円ほどで、高いと100,000円を超すケースもあります。また、これよりも安く抑えられるケースも業者によってはあります。
ただし、費用が安い場合は、何が費用項目に含まれ、何が含まれていないのかを必ず確認し、特定の検査に別途費用がかかるケースもあることに注意してください。予算や点検希望する項目などに合わせて車検をどこに依頼するのかを決定することをおすすめします。
自動車税は、自動車の車検証上の所有者に対して課される税金のことです。マツダCX-5に限らず車を所有する際には、自動車税の支払いが義務付けられています。自動車税は、所有者が毎年4月1日時点で支払う必要があり、税額は車の排気量によって決まります。マツダCX-5の場合、排気量はグレードによって1,997cc〜2,488ccに分かれているため、税額は36,000円もしくは43,5900円となります。
自動車税の納付期限は5月末日です。公共料金と同じように、銀行や郵便局などの金融機関、コンビニなどで支払うことができるので、忘れずに納付してください。
車の維持費として、燃料となるガソリン代は必ず考慮すべき費用項目です。ここでは、走行距離別のガソリン代を紹介します。
計算は、「走行距離(km)÷燃費(km/L)×ガソリン価格」で行っており、ガソリン価格は、レギュラーガソリンの1Lあたり175.5円としています。なお、マツダCX-5には複数のグレードがあり、燃費が異なることから、ガソリン代にも幅がある点に注意してください。
距離別のガソリン代は以下の通りです。
・年間走行距離3,000kmの場合:ガソリン代は30,259〜40,500円
・年間走行距離5,000kmの場合:ガソリン代は50,431〜67,500円
年間走行距離3,000kmは距離としては比較的少なめです。この場合、1ヶ月あたりのガソリン代は2,000〜3,000円程度です。また、年間走行距離5,000kmは、日常的な使用に加え、週末に少し遠出するくらいの使用頻度だと考えてください。この場合、1ヶ月あたりのガソリン代は4,000〜5,000円程度です。
任意保険は、その名の通り車の所有者が任意で加入する保険のことです。自賠責保険は加入が義務付けられているのに対して、任意保険は義務ではありません。しかし、万が一事故等を起こした時に備えて、加入するのが一般的です。
任意保険は、運転者の年齢や年間走行距離、免許の区分などによって保険料が異なります。例えば、30歳でゴールド免許を保持している人が賠償範囲を無制限に設定したうえで任意保険に加入すると、年間の保険料は約70,000円です。1ヶ月あたりの保険料は6,000円ほどとなります。
なお、任意保険には、補償内容の種類が多く、補償を手厚くすると年間で100,000円くらいになる場合もあります。そのため、自動車保険会社のオンライン無料見積もりを利用して自分の条件や希望する内容で金額を一度確認してみるのがおすすめです。
車は消耗品であるため、安全に使用するためにも、メンテナンスが必要不可欠です。
日常的に発生する車のメンテナンス費用としては洗車費用と消耗品費用が挙げられます。洗車費用は、車を洗うためにかかる費用であり、洗車場所によって費用が変わる点に注意してください。例えば、ガソリンスタンドで手洗いしてもらう場合は30分程度で2〜3,000円かかります。
一方で、洗車機を使用すれば数百円程度です。費用をかけたくない場合は、自宅で自分で洗車をするのも1つの方法だといえます。ただし、それでも洗車用品は購入しなければならない点は覚えておきましょう。
また、車は多くの消耗品からできているため、使用していくうちに交換しなければならなくなります。主な消耗品と交換費用は以下の通りです。
エンジンオイル | ・2,000円から7,000円程度で購入できる |
---|---|
タイヤ | ・1本あたり5,000円程度かかる ・消耗品の中でも比較的高額 ・交換のタイミングは使用開始から4~5年に1回 |
ワイパーブレード | ・工賃を含めて3~7,000円程度かかる ・自分で交換することも可能 |
バッテリー | ・交換には4,000〜40,000円程度かかる ・交換費用の内訳は、バッテリー本体料金と古いバッテリーの廃棄費用、工賃の3つ |
エアコンガス | ・交換には7,000円程度かかる ・走行時の振動によってガスが抜けていくため、定期的に交換する必要がある |
出費を抑えるために、消耗品を交換しないまま走行しようとする人もいるかもしれませんが、交換しないと車のトラブルにつながりかねません。例えば、タイヤの場合摩耗してすり減っているにも関わらず交換しないままでいると、事故の原因になる恐れがあります。
消耗品の交換費用は決して安くはありませんが、安全に走行するためのコストだと考えて渋るようなことはしないようにしてください。
ここまで、マツダCX-5の維持費の概要について解説しましたが、マツダCX-5を所有するだけでもさまざまな費用が、それぞれ異なるタイミングで発生します。そのため、維持費の管理が面倒、急な出費の発生がやっかいと感じる人もいるかもしれません。
そのような人は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。カーリースは、リース会社が所有する車を借りる形で利用する契約形態です。レンタカーとは違って年単位の契約を結ぶため、契約期間中は自分の車と同じ感覚で利用できます。また、カーリースは、一般的に車検費用やメンテナンス費用、各種税金といった費用が月額料金に含まれているため、利用者は基本的に月額料金を支払うのみです。月額料金は契約段階で決められているため、出費の予測も立てやすく、急な出費に怯える心配もありません。
マツダCX-5に興味のある方は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。
ニコノリでは、マツダCX-5をはじめとしたさまざまな車種を取り扱っています。車種によっては短期間での納車もできるため、カーリースを利用したい人におすすめです。興味のある方は、ぜひご相談ください。
今回は、マツダCX-5の維持費について解説しました。マツダCX-5の所有にあたっては、法定費用や車検基本料といった車検代のほか、自動車税、ガソリン代、任意保険代、メンテナンス費用などさまざまな費用が発生します。また、駐車場を借りる場合は別途駐車場代も必要です。 車の維持にかかるコストは決して安くありません。そのためコスト面で車の所有を諦めてしまう人もいるでしょう。そのような人はぜひカーリースの利用を検討してみてください。
>>その他マツダの車種一覧はこちら