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3ナンバーと5ナンバーの違い|サイズ・税金・代表車種をわかりやすく解説

3ナンバーと5ナンバーの違い|サイズ・税金・代表車種をわかりやすく解説

車のナンバーの基礎知識

[掲載日:2018年1月30日 更新日:2026年6月8日]

「5ナンバーの車は税金が安い」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実はこれは、厳密には正しい表現ではありません。3ナンバーと5ナンバーの違いはあくまでも「ボディサイズ」と「排気量」の区分であり、自動車税や重量税が決まるのは排気量と車両重量です。

ただし、5ナンバーの基準を満たす車は結果的に排気量も小さく車体も軽いことが多いため、実質的に5ナンバーのほうが税金が安くなりやすい、というのが正しい理解です。本記事では、3ナンバーと5ナンバーの違いを最新の税額(2019年10月改定後の新税率)に基づいて整理し、代表車種、保険料・車検代・高速料金との関係、エコカー減税までを網羅的に解説します。

この記事の執筆者 ニコノリ開発責任者 安田倫

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1.1分でわかる|3ナンバーと5ナンバーの違い早見表

まずは両者の違いを早見表でご確認ください。詳細は後の章で順に解説します。

項目 3ナンバー 5ナンバー
ナンバープレート 「3」から始まる 「5」から始まる
全長 4,700mm超 4,700mm以下
全幅 1,700mm超 1,700mm以下
全高 2,000mm超 2,000mm以下
排気量(ガソリン車) 2,000cc超 2,000cc以下
判定ルール 上記いずれか1つでも超えれば3ナンバー 上記すべてを満たす
自動車税の傾向 排気量が大きい車は高い 排気量が小さく安い傾向
重量税の傾向 重い車は高い 軽く安い傾向
保険料・車検代・高速料金 排気量・重量による(直接関係なし)
代表車種 プリウス、ハリアー、ヴォクシーなど フィット、ノート、ヤリスなど

ポイントは「ナンバーで税金が決まるわけではない」ということ。次の章から、その理由を順に見ていきましょう。

2.3ナンバーと5ナンバーとは?見分け方

まずは3ナンバーと5ナンバーの見分け方を押さえましょう。

2-1.ナンバープレートのどこを見ればわかる?

ナンバープレートの分類番号の見分け方

ナンバープレートの1行目には、「横浜」「品川」など車両の使用本拠地が書かれています。
この本拠地のすぐ右側に並ぶ数字(分類番号)の最初の1桁が「3」なら3ナンバー、「5」なら5ナンバーです。
なお、「サンナンバー」とカタカナで呼ばれることもありますが、これは3ナンバーのことを指します。本記事でも以降は「3ナンバー」「5ナンバー」と表記します。

2-2.数字の意味

分類番号の最初の1桁は、自動車の用途や種類を表す番号です。

  • 1ナンバー:普通貨物自動車(大型のトラックなど)
  • 2ナンバー:普通乗合自動車(定員11人以上のバスなど)
  • 3ナンバー:普通乗用車(5ナンバーの基準を超える乗用車)
  • 4ナンバー:小型貨物車(小型バン・商用車など)
  • 5ナンバー:小型乗用車(基準内の乗用車)
  • 7ナンバー:小型乗用車(5ナンバーの予備番号として使われる)
  • 8ナンバー:特殊用途自動車(キャンピングカー・救急車など)

もっとも多く流通しているのが3ナンバー(普通乗用車)と5ナンバー(小型乗用車)です。

3.5ナンバーの基準|サイズ・排気量

5ナンバーは「小型乗用車」と呼ばれる区分で、以下の基準すべてを満たした乗用車が該当します。

基準項目 5ナンバーの上限
排気量(ガソリンエンジン) 2,000cc以下
全長 4,700mm以下
全幅 1,700mm以下
全高 2,000mm以下

上記の4つの基準を、すべて満たす必要があります。1つでも超えると3ナンバー扱いになります。
ディーゼル車の場合は排気量の制限はなく、サイズ基準のみで判定されます。

4.3ナンバーの基準|どんな車が該当する?

3ナンバーは、5ナンバーの基準のうち排気量・全長・全幅・全高のいずれか1つでも超える乗用車が該当する区分です。

4-1.「3ナンバー=大きい高級車」とは限らない

3ナンバーと聞くと「大きい高級セダン」「高排気量のスポーツカー」というイメージがあるかもしれません。しかし実際は、たとえば全長と全高は5ナンバー基準を満たしていても、車体の幅だけが1,700mmを超えるコンパクトSUVや、エアロパーツを装着して全幅を超えた車も3ナンバーになります。
近年は安全装備の充実や衝突安全基準の強化に伴い、コンパクトカーやハイブリッド車も全幅が1,700mmを超え、結果として3ナンバーになるケースが増えています。プリウスやアクアの一部グレードのように、サイズだけが基準を超えて3ナンバーになっている車も少なくありません。

【補足】なぜコンパクトカーまで3ナンバー化しているのか
コンパクトカーや国民車クラスまで全幅1,700mmを超えるようになった背景には、主に3つの構造的な要因があります。

  • 側面衝突安全基準の厳格化:JNCAP(自動車アセスメント)などの試験基準が年々厳しくなっており、ドアの厚みや内部の衝撃吸収材を確保するうえで、全幅1,700mmの枠内では十分な室内幅との両立が難しくなっています
  • グローバルプラットフォームの共通化:自動車メーカーは開発コストを抑えるため、世界共通のシャシー(車台)を採用しています。海外市場では日本独自の「5ナンバー枠」の優遇がないため、グローバル基準で設計された結果、必然的に1,700mmを超えるケースが増えています
  • 電動化に伴うパッケージング:駆動用バッテリーや高出力モーターを効率的に配置し、走行安定性(低重心化)を確保するため、トレッド(左右のタイヤ間隔)を広げる設計が採用されやすくなっています

つまり「3ナンバー化=無駄に大きい車」ではなく、「安全性と走行性能が世界基準にアップデートされた結果」と捉えるのが現状に近い見方です。

4-2.排気量が大きい3ナンバーと、サイズだけが大きい3ナンバー

3ナンバーには大きく2つのパターンがあります。

  • 排気量も大きい3ナンバー:クラウン、ハリアー、アルファードなど(自動車税が高くなる傾向)
  • サイズだけが大きい3ナンバー:プリウス、カローラクロス、ヴェゼル、フィット クロスター(全幅1,725mm)、ノート オーラ(全幅1,735mm)など(排気量は小さく、自動車税は安いまま)

つまり「3ナンバーだから自動車税が高い」とは限らない、というのが重要なポイントです。

5.自動車税はいくら違う?最新の税額一覧(2019年10月改定対応)

自動車税は、毎年4月1日時点で車を所有する方に課される税金です。毎年5月頃に納付書が送付されます。税額は車種ではなく「排気量」によって決まります。

5-1.2019年10月以降に新規登録された自動車の最新税額

2019年10月1日以降に新規登録された自動車には、新しい税率が適用されます。以下が最新の税額表です。

排気量 自動車税(年額)
1,000cc以下 25,000円
1,000cc超~1,500cc以下 30,500円
1,500cc超~2,000cc以下 36,000円
2,000cc超~2,500cc以下 43,500円
2,500cc超~3,000cc以下 50,000円
3,000cc超~3,500cc以下 57,000円
3,500cc超~4,000cc以下 65,500円
4,000cc超~4,500cc以下 75,500円
4,500cc超~6,000cc以下 87,000円
6,000cc超 110,000円

※軽自動車(660cc以下):10,800円(自家用)
5ナンバーは排気量2,000cc以下という条件があるため、新税率では年額36,000円までが該当範囲となります。

5-2.2019年9月以前登録車は旧税率が継続適用

注意したいのは、2019年9月30日以前に新車として新規登録された車は、引き続き旧税率が適用されることです。

排気量 旧税額(2019年9月以前登録車)
1,000cc超~1,500cc以下 34,500円
1,500cc超~2,000cc以下 39,500円
2,000cc超~2,500cc以下 45,000円

新税率と比べて1,000cc超~1,500cc以下で4,000円、1,500cc超~2,000cc以下で3,500円、2,000cc超~2,500cc以下で1,500円ほど高くなっています。中古車を購入する際には、新規登録日が2019年10月の前後どちらかで税額が変わる点を覚えておくとよいでしょう。

5-3.なぜ排気量で決まるのか

排気量が大きいほど燃料消費量が増え、道路インフラへの負荷や環境への影響が大きくなるという考え方から、排気量に応じた税額が定められています。これは3ナンバーか5ナンバーかという区分とは別の基準で計算されます。

5-4.2026年4月の税制改正|環境性能割の廃止

2026年4月1日より、新車・中古車の取得時にかかっていた「環境性能割」が廃止されました。これにより取得時の初期負担が軽減されています。
また、「自動車税種別割」という名称は「自動車税」に変更され、「軽自動車税種別割」も「軽自動車税」に変更されています。本記事の自動車税はすべて新名称・新制度を前提に解説しています。

6.重量税はいくら違う?

自動車税の次に大きな税負担となるのが、車検時に支払う「自動車重量税」です。

6-1.車両重量で税額が決まる

自動車重量税はその名のとおり「車の重さ」で決まります。車が重いほど税額が高くなる仕組みです。自家用乗用車の場合、車両重量0.5トンごとに年額4,100円ずつ加算されていきます(エコカー減税適用なし・登録から13年未満の場合)。車検時には、車検証の有効期間分(継続車検なら2年分)をまとめて納付します。以下は2年分の重量税の目安です。

車両重量 重量税(2年自家用・エコカー減税なし・13年未満)
~1.0トン 16,400円
~1.5トン 24,600円
~2.0トン 32,800円
~2.5トン 41,000円
~3.0トン 49,200円

6-2.「3ナンバー=重い」ではない

自動車税と同じく、重量税もナンバー区分そのものとは無関係です。同じ重量であれば、3ナンバーでも5ナンバーでも重量税は同じになります。実際は、5ナンバーの車は3ナンバーの車よりも小さい傾向にあるため、車重も軽く、結果として重量税が安く済むケースが多いというだけのことです。

6-3.経過年数で重量税は重くなる

新車新規登録から13年を経過した自家用乗用車は、重量税が0.5トンあたり年額4,100円から5,700円へと約4割重くなります。さらに18年を経過すると6,300円へと、当初比で約5割の重課となります。車検時には2年分を納付するため、13年経過車では0.5トンあたり11,400円、18年経過車では12,600円となります。

ただし、この重課制度はハイブリッド車(HEV)・電気自動車(EV)・燃料電池車(FCV)などエコカー減税対象車には適用されません。国土交通省が定めるエコカー基準を満たす型式であれば、新車登録から13年・18年が経過していても本則税率(場合によっては免税・減税)が維持されます。

長期間同じ車に乗り続ける方や中古車を購入する方にとって、ハイブリッド車などのエコカーを選ぶことは「13年ルールの重課」を回避できる強力なインセンティブとなります。

7.ナンバーで変わるもの・変わらないもの

「3ナンバーになると車検代も保険料も全部高くなるんでしょう?」と思っている方は意外と多いものです。実はこれは大きな誤解です。ナンバー区分と各種費用の関係を整理しておきましょう。

7-1.ナンバーで変わるもの

  • 自動車税:排気量で決まる(5ナンバーは2,000cc以下なので安い傾向)
  • 重量税:車両重量で決まる(5ナンバーは小さい傾向で安いことが多い)

正確には「ナンバーで変わる」のではなく、「排気量と重量で変わる」ものが、結果的に5ナンバーでは安くなりやすい、という関係です。

7-2.ナンバーで変わらないもの

  • 自動車保険料(任意保険):型式別料率クラスや車の安全性能、運転者の等級などで決まる
  • 自賠責保険料:自家用乗用車であれば3ナンバー・5ナンバーで同額
  • 車検代(基本費用):整備内容や工賃で決まる。ナンバー区分そのものでは変わらない
  • 高速道路料金:「普通車」料金区分であれば3ナンバー・5ナンバーで同額

つまり、3ナンバーになっても自動車保険料・自賠責保険料・車検基本費用・高速料金はナンバー区分が理由で高くなることはありません。ただし、自動車保険料は車種ごとの「型式別料率クラス」で異なり、3ナンバー車のほうがクラスが高めに設定されているケースもあります。これは「ナンバーで高くなる」のではなく「車種の事故率や修理費用が反映された結果」です。

7-3.2026年11月から自賠責保険料が値上げ(13年ぶり)

自賠責保険料は2026年11月1日始期の契約から、全国平均で6.2%引き上げられます。2013年4月以来、13年ぶりの値上げです。主な車種区分の改定内容は以下の通りです。

車種区分 現行(~2026年10月末) 新料金(2026年11月以降) 引き上げ額
自家用乗用自動車 17,650円 18,560円 +910円
軽自動車(検査対象車) 17,540円 18,660円 +1,120円
自家用小型貨物車 20,340円 21,430円 +1,090円

3ナンバー・5ナンバーを問わず、自家用乗用車であれば同じ保険料が適用されます。物価高や治療費の上昇を背景とした改定で、車検時の必須費用として家計への影響が見込まれます。

8.5ナンバーの代表車種一覧

5ナンバー基準(全長4,700mm以下/全幅1,700mm以下/全高2,000mm以下/排気量2,000cc以下)を満たす代表的な車種をご紹介します。コンパクトカーや一部のミニバン・SUVが該当します。

8-1.5ナンバーのコンパクトカー

8-2.5ナンバーのコンパクトミニバン・SUV

>>コンパクト・ハッチバックの国産全車種一覧はこちら

なお、車種によってはグレードや装備で全幅が1,700mmを超え、3ナンバー扱いになるケースもあります。たとえばホンダ フィットの「クロスター」グレード(全幅1,725mm)、日産 ノートをベースにワイド化した「ノート オーラ」(全幅1,735mm)、スズキ スイフトスポーツ(全幅1,735mm)などは、5ナンバー車をベースにしながら3ナンバー区分となる代表的な派生モデルです。検討中の車については、必ずカタログでサイズと排気量をご確認ください。

9.3ナンバーの代表車種一覧

3ナンバーには「サイズだけ大きい3ナンバー」「排気量も大きい3ナンバー」の両方が含まれます。代表的な車種をカテゴリ別に整理しました。

9-1.3ナンバーのセダン・ハッチバック

9-2.3ナンバーのSUV

9-3.3ナンバーのミニバン

【補足】日産 セレナはグレードで5ナンバー/3ナンバーが分かれる
現行C28型の日産 セレナは、競合のヴォクシー(90系)やステップワゴンとは異なり、グレードによってナンバー区分が分かれる点が特徴です。

グレード 全幅 ナンバー区分
X/XV(標準) 1,695mm 5ナンバー
ハイウェイスターV/LUXION/AUTECH 1,715mm 3ナンバー

標準グレードは取り回しのよい5ナンバー枠を維持し、上級グレードでは専用エアロパーツやデザインによって3ナンバーとなります。「ミニバンが欲しいけれど5ナンバーサイズで運転したい」というニーズに応える稀少な存在として、現行ミドルクラスミニバンで重要な選択肢のひとつです(日産 セレナ)。

>>SUVの国産全車種一覧はこちら >>ミニバンの国産全車種一覧はこちら

10.エコカー減税で税金はもっと安くなる

「エコカー減税」は、排出ガス性能・燃費性能に優れた車に対して、新車購入時や初回車検時の自動車重量税を減税・免税する国の制度です。

10-1.エコカー減税の対象

電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)は新車購入時に重量税が免税となります。ハイブリッド車・ガソリン車も、令和12年度燃費基準の達成度合いに応じて減税・免税の対象となる場合があります。

10-2.グリーン化特例で翌年の自動車税も軽減

電気自動車・燃料電池車・プラグインハイブリッド車・天然ガス自動車は、購入翌年度の自動車税が概ね75%軽減される「グリーン化特例」の対象です(適用期間や基準は時期により変更される場合があります)。

10-3.「5ナンバーかどうか」より「エコカーかどうか」のほうがインパクト大

エコカー減税で税金はもっと安くなる

エコカー減税の制度節約を目的に車を選ぶなら、5ナンバーかどうかを気にするよりも、エコカー減税・グリーン化特例の対象車を選ぶほうが効果は大きい場合があります。とくに電気自動車やPHEVは複数年にわたる税金軽減が受けられるため、長く乗るほどお得になる傾向があります。
ただし、エコカー減税やグリーン化特例の基準・適用期間は毎年のように変更されます。購入予定の車が現行の制度で対象になるかどうかは、国土交通省の案内やメーカーの公式カタログ、ディーラーへの問い合わせで必ずご確認ください。

11.5ナンバーから3ナンバーになるケース・ならないケース

もともと5ナンバーだった車に手を加えたことで3ナンバーになる、というケースもあります。代表的な例を整理します。

11-1.エアロパーツ装着で3ナンバーになるケース

エアロパーツ(前後バンパー・サイドステップなど)を装着して全長や全幅が5ナンバー基準を超えた場合、3ナンバーへの変更が必要になります。とくに横方向の張り出しで全幅1,700mmを超えるパターンが多く見られます。この場合、運輸支局での「構造変更」の届け出が必要です。届け出を怠ったままナンバー区分と実車が異なる状態で走行すると、車検不適合となり違法状態となります。

11-2.ホイール変更だけでは3ナンバーにならない

一方で、ホイールを大型化しただけでは原則として3ナンバーにはなりません。ホイールの大きさは「タイヤ・ホイール全体が車体(フェンダー)からはみ出していないこと」が基準となり、全長や全幅の数値そのものを変えるものではないためです。

11-3.税金は構造変更後の数値で決まる

重要なのは、3ナンバーに変更されたとしても、排気量や重量が変わらなければ自動車税・重量税は変わらないということです。エアロパーツで全幅が広がっただけなら、税負担は基本的に同じです。「3ナンバーになると税金が上がる」という誤解は、ここでも当てはまりません。

12.他のナンバー区分も解説(1・4・7・8ナンバー)

3ナンバー・5ナンバー以外にも、街中で見かけるナンバープレートの分類があります。代表的なものを簡単にご紹介します。

12-1.1ナンバー(大型貨物車)

1ナンバーは普通貨物自動車を指します。トラックや一部の大型バンなど、5ナンバー基準を超えるサイズの貨物車が該当します。自動車税は最大積載量によって決まり、乗用車とは別の税額表が適用されます。

12-2.4ナンバー(小型貨物車)

4ナンバーは小型貨物自動車を指します。実は4ナンバーになるためのサイズ・排気量基準は5ナンバー(小型乗用車)と同一で、全長4,700mm以下/全幅1,700mm以下/全高2,000mm以下/排気量2,000cc以下(ガソリン車)をすべて満たした貨物用途の車が該当します。1つでも基準を超えると1ナンバーに繰り上がる点も、5ナンバー→3ナンバーの関係と同じ構造です。たとえばトヨタ ハイエースバンは標準ボディ・標準ルーフ仕様であれば4ナンバーですが、ワイドボディやハイルーフを選ぶと1ナンバーとなります。

乗用車との大きな違いは、自動車税の課税根拠が「排気量」ではなく「最大積載量」になる点です。商用車として維持費を抑えやすいのが特徴です。なお、軽トラック・軽バンなど軽自動車枠の貨物車も「4ナンバー」と表記されますが、こちらは黄色地ナンバーで、普通車枠の4ナンバー(白地ナンバー)とは別カテゴリです。

12-3.7ナンバー(小型乗用車)

7ナンバーは、5ナンバーと同じ「小型乗用車」の区分に該当します。希望ナンバー制度の普及により5ナンバー(500番台)の番号が枯渇した地域から、700番台が小型乗用車にも順次割り当てられるようになりました。つまり、7ナンバーの車は5ナンバーと同じサイズ・排気量基準を満たした車であり、自動車税の計算方法も5ナンバーと同じです。

12-4.8ナンバー(特殊用途自動車)

8ナンバーは特殊用途自動車を指します。キャンピングカー、救急車、消防車、霊柩車、パトカー、移動販売車、放送中継車など、特殊な用途で使用される車が該当します。普通乗用車をベースにキャンピング架装をして8ナンバーに変更するケースもあり、自動車税・重量税は構造変更後の状態に応じて決まります。

13.よくある質問

Q:3ナンバーと5ナンバーの違いは何ですか?
A:3ナンバーと5ナンバーの違いは「ボディサイズ」と「排気量」の区分です。5ナンバーは全長4,700mm以下/全幅1,700mm以下/全高2,000mm以下/排気量2,000cc以下のすべてを満たす乗用車、3ナンバーはこのうちいずれか1つでも基準を超える乗用車を指します。「ナンバー区分そのもので税金が決まる」という誤解がよくありますが、税金が決まるのは排気量と車両重量です。
Q:5ナンバーの基準(サイズ・排気量)を教えてください
A:5ナンバー(小型乗用車)の基準は次の通りです。全長4,700mm以下/全幅1,700mm以下/全高2,000mm以下/排気量2,000cc以下(ガソリンエンジンの場合)。これら4つすべてを満たした乗用車が5ナンバーに該当します。1つでも基準を超えると3ナンバーになります。
Q:3ナンバーの自動車税はいくらですか?
A:3ナンバーの自動車税は、車種ではなく排気量によって決まります。2019年10月以降に新規登録された車の場合、1,500cc以下なら30,500円、1,500cc超~2,000cc以下なら36,000円、2,000cc超~2,500cc以下なら43,500円が年額となります(1,000cc以下は25,000円)。「3ナンバーだから一律で高い」ということはなく、排気量によって金額は変わります。
Q:5ナンバーの自動車税はいくらですか?
A:5ナンバーは排気量2,000cc以下の車に限られるため、自動車税の年額は最大でも36,000円(1,500cc超~2,000cc以下/2019年10月以降登録車)です。排気量1,000cc超~1,500cc以下なら30,500円、1,000cc以下なら25,000円とさらに安くなります。
Q:排気量1,500ccの自動車税はいくらですか?
A:排気量1,000cc超~1,500cc以下の自動車税は年額30,500円です(2019年10月1日以降に新規登録された自動車の場合)。2019年9月以前に新規登録された車には、旧税率の34,500円が継続適用されます。3ナンバーか5ナンバーかではなく、排気量で税額が決まる点が大切なポイントです。
Q:3ナンバーになると車検代も高くなりますか?
A:いいえ、ナンバー区分そのものでは車検代は変わりません。車検代は重量税(車両重量で決まる)、自賠責保険料、検査手数料、整備費用などで構成されます。同じ重量・同じ整備内容なら、3ナンバーでも5ナンバーでも車検費用は同じです。
Q:3ナンバーになると保険料が高くなりますか?
A:自賠責保険料は自家用乗用車であれば3ナンバー・5ナンバーで同額です。任意保険料は車種ごとの型式別料率クラス(事故率や修理費用の統計値)で決まるため、3ナンバーのほうが高くなるケースもありますが、これは「3ナンバーだから」ではなく「車種の事故率や修理費用が反映された結果」です。同じ車種であれば、ナンバー区分が変わっただけで保険料が高くなることはありません。
Q:3ナンバーになると高速料金が変わりますか?
A:いいえ、変わりません。高速道路の料金区分は軽自動車・普通車・中型車・大型車・特大車に分かれており、3ナンバーも5ナンバーも基本的には「普通車」料金区分に該当します。同じ区間を走行した場合、3ナンバーと5ナンバーで高速料金が変わることはありません。
Q:エアロパーツを付けると3ナンバーになりますか?
A:エアロパーツの装着で全長や全幅が5ナンバー基準を超えた場合は、運輸支局での構造変更の届け出が必要になり、3ナンバーへ変更されます。とくに全幅1,700mmを超えるパターンが多く見られます。なお、3ナンバーになっても排気量と車両重量が変わらなければ、自動車税・重量税は変わりません。ホイールの大きさを変えるだけでは、3ナンバーへの変更は基本的に発生しません。
Q:4ナンバー、7ナンバー、8ナンバーは何ですか?
A:4ナンバーは小型貨物車(小型バン・商用車など。5ナンバーと同じサイズ・排気量基準を満たした貨物車)、7ナンバーは小型乗用車(5ナンバーと同じ区分。5ナンバー枯渇地域での予備番号として割り当てられる)、8ナンバーは特殊用途自動車(キャンピングカー・救急車・消防車・パトカーなど)を指します。4ナンバーは最大積載量、8ナンバーは構造変更後の車両重量と排気量に応じた税額が適用されます。7ナンバーは5ナンバーと同じく排気量で自動車税が決まります。

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