カーリースの活用術
[掲載日:2025年12月12日]
法人向けカーリースの相場とおすすめ会社5選【2025年最新版】
法人向けのカーリースとは、企業がリース料金を毎月支払うことで、カーリース会社から車を借りて利用することです。リース料金には税金や車両本体代のほか、メンテナンス費や車検費用なども含まれているケースが一般的です。また、リース料金は経費に計上できるなど、企業にとってのメリットは少なくありません。この記事では、法人向けカーリースの概要や相場、メリット・デメリットなどについて解説しています。カーリースに興味のある企業の担当者、社用車が必要な方などはぜひ参考にしてください。
この記事の執筆者
柴田 和也
▼もくじ
- 法人向けカーリースの概要
- 法人向けカーリースの料金を構成する要素
- 法人向けカーリースの料金相場
- 社用車導入でカーリースを利用するメリット・デメリット
4-1.メリット
4-2.デメリット
- おすすめ法人向けカーリース会社5選
5-1.ニコニコカーリース ニコノリ
5-2.ニコノリ中古車
5-3.カーコンカーリース
5-4.オリックスカーリース
5-5.コスモMyカーリース
- まとめ
1.法人向けカーリースの概要
法人向けのカーリースとは、カーリース会社が購入した車を企業が毎月リース料金を支払うことで借りて利用することです。企業側は車を購入せずに年単位で車を利用できるだけでなく、購入とは違って初期費用を抑えつつ車の維持費を一定化できる点が大きな特徴です。
また、カーリースの場合、リース料金は経費として計上できます。また、車検や税金、保険料、メンテナンス費用なども月額料金に含まれているため、コストの管理がしやすい点も魅力の1つです。
なお、法人向けのカーリースには大きく分けて、ファイナンスリースとメンテナンスリースの2種類の契約方式があります。ファイナンスリースは、車両本体代、税金、保険料などの費用がリース料金に含まれていますが、車検費用やメンテナンス費用は含まれておらず、別途契約者自身が負担しなければなりません。しかし、その分月額料金は安い傾向にあります。一方のメンテナンスリースは、ファイナンスリースの費用項目に加えて、車検費用やメンテナンス費用も含まれており、契約者が支払うのは主にガソリン代や駐車場代のみとなっています。
2.法人向けカーリースの料金を構成する要素
法人向けカーリースの料金を構成する要素としては以下のようなものが挙げられます。
- ・車両本体価格
- ・各種税金
- ・保険料
- ・車検、メンテナンス費用
- ・登録/諸費用
- ・管理費、手数料
リース料金の構成要素の中心ともいえるのが、車両本体価格です。リース料金は、車両本体価格から、契約満了時の想定残価を差し引いた金額をベースに算出されています。
また、車を所有すると、自動車税や自動車重量税などの支払いが必要となりますが、これらの各種税金もリース料金に含まれています。
同じく、加入が義務付けられている自賠責保険と任意となっているもののほとんどの契約者が加入する任意保険の保険料もリース料金に含まれているため、契約者は別途支払う必要がありません。
車検やメンテナンスにかかる費用は、先述のとおり契約方式によって含まれているかどうかが異なります。メンテナンスリースの場合はこれらの費用が込みとなっていますが、ファイナンスリースの場合は含まれていません。
そのほかにも、車の所有にあたって発生する登録手続きや車庫証明、ナンバー取得といった各種登録やそれに伴い発生する諸費用もリース料金に含まれています。
管理費・手数料は、カーリース会社が提供するサービスにかかる費用です。契約管理や車両管理のほか、車検や保険更新のスケジュール管理などはカーリース会社が行うため、そこにも費用がかかります。
これらの費用項目がリース料金の主な構成要素です。
3.法人向けカーリースの料金相場
法人向けのカーリースの料金は、どのカーリース会社を利用するか、どの車種・グレードを選ぶか、契約年数は何年かといった条件によって変動するため、金額に差が開く可能性があります。車種によっては、月1万円台で乗れるケースもあれば、3万円台となるケースもあります。
以下は、あくまでも目安となりますが、法人向けカーリースの料金相場です。
- ・軽自動車:約15,000~25,000円/月
- ・コンパクトカー:約20,000~35,000円/月
- ・普通車:約25,000~40,000円/月
- ・商用車/ワゴン/バン:約30,000~45,000円/月
リース料金を少しでも抑えたい場合は、中古車の法人向けカーリースを利用するのも1つの方法です。中古車の場合、中には月1万円以下で利用できるケースもあります。
4.社用車導入でカーリースを利用するメリット・デメリット
ここでは、社用車の導入にカーリースを利用するメリットとデメリットを紹介します。法人向けカーリースの利用を検討している企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。
4-1.メリット
企業が法人向けのカーリースを利用する主なメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- ・リース料金を経費計上できる
- ・初期費用を抑えられる
- ・コスト管理の手間がかからない
先ほども触れているように、毎月支払うリース料金は全額経費処理が可能です。これは、リース契約が企業とカーリース会社の間で締結される貸借契約に該当するためです。車の所有者はあくまでもカーリース会社であるため、企業側は車を資産として計上する必要がなく、減価償却や固定資産管理は不要です。会計処理がシンプルになるため、資金繰りの予測も立てやすいでしょう。
また、カーリースは、基本的にリース料金を支払うのみであるため、初期費用として高額な負担を強いられることがありません。車を購入する場合、車両本体代や諸費用などで数百万円単位の費用負担となるケースもあります。カーリースであれば、まとまった資金を用意する必要がないため、多くの企業にとって利用しやすいでしょう。
さらに、カーリースはメンテナンス費用や車検費用も込みとなっているケースもあるため、故障や擦り傷の修理などが必要になったときでも、別途費用負担をする必要がありません。急な支出が発生することがないため、コスト管理をしやすい点もメリットです。
4-2.デメリット
一方のデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- ・走行距離の制限がある
- ・途中解約は原則できない
- ・契約満了時に違約金が発生する可能性がある
カーリースでは基本的に走行距離に制限があります。契約段階で設定された走行距離制限を超えてしまうと、契約満了時に超過料金が発生する恐れがあるため注意が必要です。特に社用車として使用する場合、利用頻度が高く、営業で遠くまで走行するケースも想定されるため、走行距離が長くなりがちです。
また、カーリースは原則として途中解約できない点にも注意しなければなりません。契約満了までの期間をベースにリース料金を設定しているため、車を利用する頻度が減ったからといって解約はできません。事情により途中解約ができたとしても、違約金を支払うこととなります。違約金は解約時点における残りのリース期間のリース料金分を支払うケースが一般的です。
そのほかにも、契約満了時に違約金が発生する可能性がある点も注意してください。先ほどの走行距離制限の超過のほか、傷や凹みなどによって、契約段階で想定していた残価よりも価値が下がっていると、その差額分を支払うこととなります。
5.おすすめ法人向けカーリース会社5選
6.まとめ
今回は、法人向けカーリースの概要や費用の相場、社用車としてカーリースを利用するメリット・デメリットなどについて解説しました。カーリースは、毎月のリース料金に税金や車両本体代、メンテナンス費などが込みとなっているため、コストの管理をしやすい点が特徴です。また、リース料金は全額経費として計上できる点も企業にとっては大きなメリットとなります。
相場に関しては、車種やグレード、契約年数などによって異なりますが、安いケースだと1万円台/月から利用することも可能です。今回の内容を参考に、法人向けのカーリースの利用を検討してみてください。
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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。