月々の支払いが定額で手軽なカーリースですが、なぜ「おすすめしない」「やめておいた方がよい」という声があるのでしょうか?
その最大の理由は、契約特有の制限と、最終的な費用の発生にあります。
本記事では、カーリースの専門家が、後悔しないために知っておくべき本当のリスクを徹底的に解説します。
単なる移動手段で終わらせない!お得と豊かさを両立する、価値あるカーライフを築きませんか。
ニコノリ事業責任者
安田 倫
自動車業界歴15年。株式会社MICに入社後は車関連の商品やサービスの新規開発に携わり、現在はニコノリの事業責任者を務める。 2023年、ポルシェ911から日産リーフNismoに乗り換えてEVライフを満喫中。 休日はハーモニカ奏者として横浜市のイベントでよく演奏している。
ニコノリ広報担当
宮重アリサ
YouTube・TikTok・XなどのSNSで楽しいコンテンツを更新中。
~もくじ~
宮重さん:
「カーリースはやめとけ!!…と言われますが、本当にやめておいた方が良いのでしょうか?」
安田さん: 「そうですね。実際これは、やめておいた方が良いという人もいます。カーリースは万能の商品ではないので、メリットもデメリットもあります。お客様とお話しをしていても、『家族にカーリースはやめておきなよ言われてしまった』という方は少なくありません。」
宮重さん: 「はい、よく聞きますね。」
安田さん: 「では実際に、カーリースは控えた方が良い人の特徴を3パターンお伝えします。」
安田さん:
「1つ目の特徴は、少しでも車にかかる費用を安く抑えたいという人です。
カーリースの最大の魅力は、頭金などの初期費用が一切かからず、自動車税や車検、メンテナンス費用といった車の維持費のほとんどを月々定額の料金にまとめられる点です。しかし、その手軽さの裏側として、トータルコストは車を購入する場合よりも割高になる傾向があります。
これは何と比較して高くなるのかというと、一番は現金での購入です。現金での購入は、金利が発生しないため最も費用を抑えられるお支払い方法となっています。
次に安いのはローン(分割払い)です。ローンでは金利がかかるものの、車検代や税金といった将来の維持費を組み込まないため、それらの費用に対しては金利が発生しません。
したがって、ローンもカーリースと比較すると、総支払額は安くなります。 カーリースは維持費にも金利が適用されるため、結果的に現金やローンよりも割高になる傾向があるのです。
カーリースのメリットは、車検や税金、メンテナンス代まで月々定額になることですが、その分、将来の費用にも金利が発生してしまいます。少しでもお安く車を持ちたいというお客様には、私たちもローンや現金での購入をおすすめしております。」
安田さん: 「続いて2つ目の特徴は、車を少ししか使う予定がない人です。」
宮重さん: 「なるほど。毎日だったり、あまり頻繁に車に乗らない人ですかね。」
安田さん: 「例えば月に数回だけや、月に一回乗るかどうか…という方には、レンタカーやカーシェアの方が、カーリースよりもお安く車を利用することができます。以前、車のサブスクと言われているカーリース、レンタカー、カーシェアについて詳しくお話しましたので、気になった方はぜひ見てみてください。
利用頻度でいうと、近しいものでもう一つ注意点があります。リース期間中に車が不要になる可能性が高い方も、カーリースは避けた方が良いです。
カーリースは原則として途中解約ができないため、もし途中解約する際には高額な違約金が発生する可能性があります。このため、近い将来に車が不要になる可能性が高い方には、カーリースはおすすめできません。」
安田さん: 「3つ目は、車が好きな人、車を好きにカスタムしたい人ですね。カーリースでは、車の所有権はお客様のものになりません。リース期間終了後に残価の精算があるため、車両の価値を維持するためにカスタムが厳しく制限される場合が多いです。ナビの取り付けやホイール交換程度の軽微なカスタムは認められることもありますが、それ以上の大きな改造はできません。」
宮重さん: 「色を変えたい…というのはできないんですよね」
安田さん:
「そうですね。車に大きく手を入れるようなことはできないです。
そういったところまで踏み込んで車を楽しみたいという方は、購入をおすすめします。」
宮重さん: 「先ほど、残価のお話しがありましたが、カーリースは契約終了後に車を返さないといけないんですよね?」
安田さん: 「そうですね、これには少し誤解があるので詳しく解説していきます。」
安田さん:
「『カーリースは車を返さないといけないからやめとけ!』というお話をよく聞きますが、契約終了時に車を返さなくても良いカーリースのプランが、今や主流となっています。実際、私たちニコノリでは契約終了後に車を返却するかどうか選ぶことができます。
最も人気があるのは、残価精算なしで車をもらえるプランです。契約満了と同時に車がお客様のものになるこのプランは、現在3〜4割のお客様に選ばれています。
一方で、残価精算ありのプランでは、満了後の選択肢がさらに広がります。最も多いのは約4割が選ぶ、リース期間の延長です。次いで2~3割の方が次の新車への乗り換えを選択されます。このほかにもそのまま車を買い取る、あるいは返却するという選択肢も当然ご用意しています。
ですので、カーリースは返却一択ではなく、様々な選択肢の中から選べるのが魅力です。お客様には、その柔軟性を活かしてご自身のライフスタイルに最適な一台を選んでいただければ幸いです。」
宮重さん: 「ありがとうございます。しかし、やめておいた方が良いと言われるカーリースの大きな制約として、『走行距離制限』がある点も無視できません。」
安田さん:
「そうですね。確かにカーリースには走行距離の制限があります。しかし、それが理由でやめておいた方が良いとまで言われるものではないと個人的には思います。
走行距離の制限は、契約時にお客様で設定することが出来ます。ですので、普段の走行距離を把握し、余裕をもった設定にすればこの制限がカーリースを避ける理由にはなりません。もし走りすぎてしまった場合でも、精算額がお客様の大きな負担になるようなことはありません。契約時に余裕を持った走行距離を設定すれば不安はありませんが、もしそれでも走行距離が気になる方には、車がもらえるプランをおすすめします。このプランなら、どれだけ走行距離が伸びても残価の精算は一切ありませんので安心です。
走行距離の制限は、残価を設定するために必要な条件です。残価があることで、車両本体価格から差し引かれ、結果的に月々のリース料金をお得にすることができるのです。」
宮重さん:
「ありがとうございます。
今回お話しを聞いてみて、カーリースで不安だったところや誤解していた部分が明確になって良かったです。」
安田さん:
「私たちも、どこよりも車を持つにはうちが安くて便利という風に言っているわけではありません。メリット・デメリットがある上で、ご自身のライフスタイルに合ったよりメリットの大きい選択をしていただきたいです。
まだまだカーリースについて誤解されている方が多いと思うので、今回はお話させていただきました。今後もカーリースについて発信していけたらと思います。
ありがとうございました。」
カーリースが、「やめとけ!」と言われる理由には、カーリースの向き不向きや、カーリースの特徴への誤解がありました。
カーリースに向いていない人の特徴は以下になります。
そして、これまで多くの方が勘違いされていたカーリースの特徴を改めて整理すると、以下になります。
車の利用頻度や将来設計は人それぞれです。
カーリースの「お得な点」と「制限される点」を深く理解することで、後悔のない、あなたにぴったりの車選びが実現します。メリット・デメリットを踏まえ、ご自身にとって最適なカーライフの形を選択しましょう!
カーリース専門家が解説「カーリースやめとけ」と言われる理由
私どもが提供しているニコノリはマイカーのように自由に使うことのできる「マイカーリース」。
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(※)名義変更手数料1万円(税別)とリサイクル券のご負担が必要になります。また、お車が不要の場合は返却も可能です。
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まとまった資金のないお客様や、車に関する面倒なメンテナンスを任せたいお客様など様々なニーズを持った皆さまにご利用頂いております。
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