人気のミニバン、ホンダ ステップワゴンと日産 セレナ。この二台の選び方は、「何を優先するか」によって決まります。ステップワゴンは床下収納による大積載と快適な長距離走行、セレナはプロパイロットに代表される先進技術と日常の利便性が光ります。あなたが重視するポイントはどちらでしょうか？
本記事では、荷室の使い方から運転支援システム、そして価格や燃費まで、両車を徹底的に深掘り。あなたの家族や仲間との週末と、日常を豊かにする理想の一台を一緒に見つけましょう！
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▼もくじ
日産 セレナとホンダ ステップワゴン、どちらも人気のミドルクラスミニバンですが、ご購入の際に最も気になるのはやはり「費用」ですよね。
そこで、この2台について初期費用に直結する「価格」と、ランニングコスト（毎月の燃料代）に影響する「燃費」の2点に絞り、具体的な違いを詳しく見ていきましょう！
カタログの価格表示を見ても、「オプションや諸費用を含めた最終的な支払い総額が想像しにくい！」と感じる方もいるかもしれません。セレナとステップワゴンは、どちらも魅力的な価格設定に見えますが、選択するグレード、装備、オプションによって総額は大きく変わります。
新車価格は、ベーシックグレードで比較するとセレナの方がやや安く設定されていますが、中級〜上級のハイブリッドモデルでは価格は並んでいます。
| 車種 | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
|---|---|---|
| ステップワゴン | 334万円 | 393万円 |
| セレナ | 271万円 | 324万円 |
セレナは最も安いグレード（ガソリン車 X・2WD）が約271万円からの価格設定となっており、購入時の初期費用を抑えたい方には魅力的です。一方、ステップワゴンはセレナよりもやや高めの価格設定からスタートしますが、その分、先進の運転支援機能「Honda SENSING」が全車標準装備となっているなど必要な機能が標準で備わっているため、購入後の追加オプション費用を抑えやすく安心感があります。
また、どちらの車種もガソリン車とハイブリッド車（セレナはe-POWER、ステップワゴンはe:HEV）、2WDと4WD（セレナはe-4ORCEも設定）、そして乗車人数によってライフスタイルや予算に合わせて最適な一台を見つけられるよう、多くのバリエーションが揃っています！
両車の燃費性能はどちらも非常に高いレベルにありますが、ハイブリッドシステムの特性から、得意とする走行シーンが異なります。
結論から言うと、街乗り中心で、EVのような静かさやスムーズな加速を重視したい方は、セレナ e-POWER。高速道路や長距離移動が多く、全体的な燃費の平均値を重視したい方は、ステップワゴン e:HEVが有利です！
| 車種 | 燃料 | 燃費（WLTCモード） |
|---|---|---|
| ステップ ワゴン |
ハイブリッド | 19.5～19.8km/L |
| ガソリン | 11.9～13.2km/L | |
| セレナ | ハイブリッド | 16.1～20.6km/L |
| ガソリン | 11.6～13.0km/L |
両車のハイブリッドモデルでは、グレードによって数値は多少前後しますが、どちらを選んでもミニバンとしては非常に優れた低燃費性能が期待できます。しかしカタログ値は近いものの、ハイブリッドシステムの仕組みの違いが実際の走行環境での燃費効率に差を生みます。
セレナ e-POWERは、エンジンで発電しモーターで走る「シリーズ式」のため、信号で止まったり発進したりが多い街中では、とても燃費が良くスムーズです。ただし、長い時間スピードを出す高速道路では、燃費があまり伸びない傾向があります。
一方で、特に高速道路などで長く走り続けるときに燃費が良くなるのがステップワゴン e:HEVの仕組みです。平均的な実燃費が高く、どこを走っても安定して低燃費なバランスの取れた車だと言えます。
どちらも四角い箱型の「ミニバンらしい」デザインですが、セレナはトレンド感を、ステップワゴンは長く愛せる普遍的なデザインを追求しています。
ステップワゴンは「シンプル・クリーン」路線！過度な装飾を排した、シンプルで飽きのこないデザインとなっています。
セレナは「先進的・シャープ」路線！鋭角なヘッドランプや大きなグリルなど、未来的で力強い印象を好む方におすすめです。
どちらも3列シートを持ち、スライドドアを装備したファミリー向けミニバンです。サイズの比較は以下の通りです。
| 車種 | 全長 | 全幅 | 全高 |
|---|---|---|---|
| ステップワゴン (e:HEV AIR EX) |
4,800mm | 1,750mm | 1,840mm |
| セレナ (LUXION 7人乗り) |
4,765mm | 1,715mm | 1,885mm |
居住空間と荷室の広さを最大限に確保するため、背の高いボックス形状が基本ですが、標準ボディとスポーティなモデルで印象が大きく変わります。ぜひ、気になるグレードの写真を比較してみてください！
外装デザインには、それぞれの車が持つ独自のキャラクターが表れています。
ステップワゴンの「シンプルでクリーンな印象」とセレナの「先進的でシャープな印象」がディテールでどのように表現されているのか、じっくり比較していきます。
ステップワゴンのフロントフェイスは、昨今のミニバンによく見られるアグレッシブなデザインとは一線を画し、親しみやすさと安心感を重視した表情を持っています。
ヘッドライトは水平基調で四角くワイドな形状を採用しています。このどっしりと構えたような目元は、車体全体を安定して見せる効果があり、見る人に落ち着いた安心感を与えてくれます。
フロントグリルは過度な装飾を排したシンプルなデザインです。
16インチアルミホイールには、三角形と直線が交互に並ぶ、目を引くデザインが採用されています。
ステップワゴンといえば一時期縦に長いリアランプが特徴的なモデルが多くあり、現行モデルにも採用されています。
縦に一文字に伸びるテールランプが、スポーティーなリアスタイルを演出しています。
日産デザインの特徴である、グリル中央に大きくV字型を描く「Vモーション」。セレナではヘッドライトが単独で存在するのではなく、Vモーショングリルという大きなデザインの流れの中に、自然に溶け込む形でライトが組み込まれています！
そしてヘッドライトはLEDを採用。意志の強いつり上がった瞳を連想させてくれるデザインです。しかしフロントグリルからバンパーまで統一したデザインになっているため、派手過ぎず、清潔感のある印象があります。
ヘッドライトの横に伸びた装飾には、さりげなくセレナのロゴが入っています。今回のグレードLUXIONでは、このロゴが落ち着いたグレーの色になっていて、大人の上質な雰囲気をそっと演出しています。
ステップワゴンとセレナはそれぞれのブランドコンセプトに基づき、全く異なる内装デザインを採用しています。ステップワゴンが水平基調でクリーンな「おうち感」を追求するのに対し、セレナは先進感あふれるデジタルコックピットで、未来的な移動体験を提供します。理想的な車内空間はどちらのモデルにあるのでしょうか？
比較して見ていきましょう！
運転席周りは、ドアを開けた瞬間からそのデザイン性の高さが伝わってきます。
温かみのある布地と、上質なレザー調素材を組み合わせたドア内張りのデザインが特徴です。さりげなく縫い付けられた専用タグがアクセントとなり、ドアを開けるたびに高級感とこだわりを感じさせてくれます。
シートは低反発素材により、身体をしっかりと支える安定した座り心地を提供します。高い車高と天井のおかげで、開放感のある広い視界と、圧迫感のないゆったりとした空間が広がります！
さらに、独立型アームレストなどの快適装備により、長時間の移動でもリラックスできる極上の快適性を実現しています。
両ドアポケット、フロント、センタークラスターには収納可能なドリンクホルダーが、合計5つ備わっています。
ドアポケットやグローブボックスに加え、その上にも小物を置けるスペースがあり、運転席周りの収納は充実しています。センターコンソールには、広々とした平たいスペースと、深めのスペースが確保されています。さらに、センタークラスターの下にも、傾斜のある2段の収納スペースが設けられています。こちらのセンターコンソールにはタイプCとAのUSB端子とシガーソケットが備わっていました！
グローブボックスの横には、3kgまで対応できる便利なコンビニフックも。また、天井には眼鏡などを収納できる場所や、大きなサンバイザーには、ミラーと照明がしっかり付いていて使い勝手も抜群です！
エンジンをかけると、インフォメーションディスプレイが鮮やかに起動します。屋外の明るさに左右されにくい色設計のため、運転中でもはっきりと情報が確認できます。
11.4インチのセンターディスプレイは、タッチ操作でスムーズに扱えるのでストレスがありません。360度カメラの映像で周囲をしっかり確認できるため、駐車も安心ですね！さらに、ホーム画面に表示するサービスを自由にカスタマイズして、自分だけの使いやすい画面を作ることが可能です。そして、ホーム画面の矢印をスライドすると…モニターが動いてDVDプレーヤーが現れるユニークな仕掛けも魅力です！戻す時も、画面の矢印をスライドするだけでスムーズに操作できます。
ディスプレイの下にはフルオートエアコンの操作ボタンと空気口があります。PM2.5の表示も可能です。冬場や寒い日には嬉しいシートヒーター機能も装備されており、座面から直接体を温めることで、寒い季節でも快適に運転・乗車が可能です！
後部座席は、センターピラーに付いたグリップと、開閉ボタン、照明付きのステップにより、夜間でもスムーズな乗り降りを実現しています！
2列目には、乗員が一人ひとりゆったりと座れるよう、左右が分離した独立型シート（キャプテンシート）が採用されています！このシートの大きな特徴は、座る方それぞれの体格や好みに合わせて細かく調整できる機能を持っていることです。
シートサイドのハンドルで前後左右に動かせるだけでなく、リクライニング機能も備わっています。さらに、シートを後ろにスライドさせるとフットレストが上がり、足をゆったりと伸ばせます。
後部座席のドリンクホルダーはドアポケットに加え、フロントシート背面のテーブルにも備えられています。それぞれのテーブルには2つずつ付いているため、乗員全員がゆったりと飲み物を楽しめます。テーブルの上部には、タイプCのUSB端子が付いているため、充電に困ることはありません。
さらに、その横のポケットにはスマートフォンを入れることもでき、快適に過ごせます。
ほかにも、リアウィンドシェードや天井にはエアコンの操作ボタンなど、後部座席でもくつろげるための装備が充実しています！
3列目も十分に広々としており、リクライニングでくつろげます。両サイドに2つずつ備わっているドリンクホルダーに加えて、タイプCの充電ポートも用意されているため、乗員全員が快適に過ごせますね。
3列目から見た景色はこんな感じです。
フロントの両窓に遮音性の高い特殊なガラスを採用しているため、車外の騒音を効果的に遮断し、乗った瞬間から静かで上質な高級感を体感できます。
クッションはふっくらとした感触ながらも芯があって体をしっかり支える、快適な座り心地が魅力！背もたれのサイドも、体に沿うように立体的に立ち上がった形になっていて、まるで優しく包み込まれているかのような高いフィット感が得られます。運転中の体幹が安定することで、長距離移動でも疲れにくい構造となっています！
ドアの内側には、グレーの糸で施されたクロスステッチが印象的にあしらわれており、これが車内の質感と手の込んだ高級感を高めています。
また、インパネの一部にはシックなブラックの木目調パネルが用いられています。この落ち着いた色合いと質感が、空間全体に大人びた雰囲気と深みのある色気をプラスしており、上質なプライベート空間を演出していますね！
フロントに四角いタイプのドリンクホルダーが助手席と運転席側に一つずつ、両ドアポケットにも一つずつで計4つあります。
フロントパネルの下には、スマートフォンなどを置くのに便利な滑り止め付きの収納スペースがあります。その下部には、タイプAとタイプCのUSB充電ポートが完備されており、さらにその周辺にもちょっとした小物入れのスペースが確保されています。
また、グローブボックスの上部には、ナビゲーションなどに映像機器を接続できるHDMIポートを備えた専用の収納スペースまで！さらに、中央の肘掛け部分にあるセンターコンソールボックスの手前にも、鍵などの一時置きに便利な浅型の物置スペースが用意されており、細かな荷物まで整理しやすい設計です。
12.3インチのカラーディスプレイは、センターディスプレイと一体感のある統合型インターフェースディスプレイを採用！画面の迫力を感じられます。
ステアリングのボタンで車の状態やナビなど、表示を変更することができます。
センターディスプレイはカラーディスプレイと同様に12.3インチで、とても綺麗な映像を映し出してくれます。情報を同時に表示できる3分割画面も可能。
NissanConnect サービスの多様なコンテンツで、セレナと過ごす毎日に驚きと発見を提供します。
モダンなデザインが、まるで未来の乗り物のような魅力あふれるコックピットを表現しています。
セレナのコックピットでは、安全機構を備えたパネル式のシフトスイッチを採用しているのが特徴です！このスイッチは、ブレーキペダルを踏んでいる状態でのみ操作ができる設計になっているため、誤操作の心配がなく、安心して運転に集中できます。 さらに、エアコンの操作パネルも軽いタッチでスムーズに反応するモダンなタッチ式となっており、その先進性が車内に未来的な雰囲気をもたらしています。
後部座席のドアの内側には、アンビエントライトがついており、柔らかく優しい光が乗る人すべてをもてなしてくれます。グリップを持ちながら乗ることもできるので、お子様からお年寄りまで、すべての方が乗り込みやすい設計です。
天井が高いので、膝立ちになっても頭をぶつける心配がありません！
後部座席も本革シートとなっており、独立したアームレストが特徴のキャプテンシートを採用！
座席は前後に690mmのスライドが可能で、足元空間を広々と確保できます。さらに左右にスライドすることもでき、シートを中央に寄せてお子様のお世話をしやすくするなど、使い方の自由度が高いのが魅力です。
フロントシートの背面にはテーブルやタイプCのUSBポートが備わっています。ドリンクホルダー2つと一体型となっていて、他にも両ドアポケットにも１つずつ装備されているので2列目だけで計6つのドリンクホルダーが！
さらに背面ポケットは２つの深さのものが装備されており、センターボックスの後ろには収納可能な小物入れと収納スペースが。タイプCのUSBポートやコンセントもあり、長時間のドライブでも快適に過ごせます！
サンシェードもしっかりついています。
3列目シートは、ミニバンとして期待される以上のゆったりとした居住性を提供しており、座ってみると広々とした印象を受けます。天井にはルーフランプも備わっていました。
3人掛けが可能なベンチシート仕様となっており、中央席のシートベルトが天井から引き出すタイプとなっているのが特徴です。また、真ん中の席を使う際のヘッドレストは、トランクルームのサイド部分に収納できるよう工夫されています。
そして、3列目の快適性を高めているのが、利便性の高い充実した装備です。
なんと、この3列目でもテーブル機能を利用できます。これは、2列目シートの背面に備えられており、テーブルには丸型のドリンクホルダーも一つずつ完備されています。
さらに驚くべきことに、3列目の両サイドの壁にも、左右それぞれ2つずつドリンクホルダーが用意されており、これらと合わせて合計6つものドリンクホルダーが利用可能です。加えて、タイプCのUSB充電ポートまで装備されており、3列目とは思えないほどの圧倒的な快適性を実現しています！
3列目には電動スライドドアの開閉を直接操作できるボタンが備わっています！これにより、一度席を立って運転席側から操作してもらう必要がなく、3列目の乗員自身が必要な時に、その場からスムーズにドアを開閉することができるのです。
ご家族や仲間とのお出かけは荷物が増えたり、急に車内で休憩が必要になったり、使い方がその都度変わるものですよね。ステップワゴンとセレナはどちらも工夫を凝らしたシートアレンジと広々としたラゲッジを備え、どんな時も乗っている人の要望に柔軟に応えてくれます。
ここでは、両車が「ゆとり」と「使いやすさ」をどのように実現しているのか、詳しく見ていきましょう。
ステップワゴンのセンターコンソールのすぐ下の足元には十分なスペースがあるため、運転席と助手席の間も通り抜け（ウォークスルー）が可能です。
また、2列目と3列目の間の通路（間隔）を広くとれるため、シートを折りたたんだりせずに、そのままウォークスルーで3列目へ移動できるのも特徴です。
トランクは自動開閉で便利ですが、ドアが大きく開くので、周囲の安全にはご注意ください。また、荷室高は約1,195mmと十分な高さがあるため、背の高い荷物もスムーズに積載できます！
そして3列目シートを収納するだけで、広々としたフラットな大空間が出現します！これなら、ゴルフバッグやキャンプ用品も楽々積み込めます。
3列目シートの収納は、肩ひもを引いて背もたれを倒し、下部を手前へ引くだけのワンアクション！元に戻す時も、持ち手を上げて前へ押し、肩ひもを引っぱるというシンプルな手順で、簡単に元の状態に戻せます。
セレナでも、2列目と3列目間の移動がスムーズなウォークスルー構造が採用されており、車内の移動も楽々です。
「3列目への移動は、2列目の間を通るしかない」とお考えではありませんか？セレナでは、3列目へのアクセスをさらに快適にする工夫を取り入れています！
2列目シートは、レバーを引いて前に倒すだけでなく、フットレバーを踏み込むだけで、簡単に大きく倒すことが可能です。これにより、3列目からの乗り降りや荷物の積み下ろしが格段にスムーズになります！
セレナのトランクは、3列目シートを使っている状態でも余裕の広さがあります。たとえば、9.5インチのゴルフバッグが4つきれいに収まるサイズですので、日常のお買い物はもちろん、レジャーでも荷物の心配が少なくなりそうですね。
荷室の床下には、浅めながらも便利な収納スペースを確保！オプションで仕切り板や水切り付きのカゴを追加すれば、小物の整理や濡れたものの収納にも活用でき、さらに使い勝手が向上します。
早速、3列目シートを収納していきましょう。
シート背面のイラスト説明通り、青い紐を引っ張ると背もたれが前に倒れました！サイドに跳ね上げて足部分の出っ張りを収納し、壁にベルトをかけると、あっという間に3列目を収納することが出来ます。
3列目シートを収納すると、想像以上の広大な荷室が出現しました！
跳ね上げたシートが邪魔になることもなく、さらに2列目シートを前方にスライドさせれば、自転車も積めるほどの大容量を確保できます。また、トランクには便利なコンセントが付いており、その下は小物収納スペースとして活用可能です。
大きなリアゲートはたくさんの荷物を積むのに便利ですが、駐車場が狭いと全開にするのが大変な時もありますよね。でも、セレナなら心配ご無用！
日産マークの下にあるボタンを押すだけで、窓の部分だけをパカッと開けることができます。これなら、ちょっとした荷物の出し入れや、後席の忘れ物を取り出す際も、場所を選ばずとってもスムーズになります。
窓から床下まではしっかりと手が届く深さになっているので、床下の収納スペースに荷物を入れることも可能です。
ステップワゴンもセレナも、乗る人を守るために最新の予防安全技術を惜しみなく投入しています。ここでは、日々の運転をそっと支え、万が一に備える両車の安全システムにどのような違いがあるのか比較していきます。
ステップワゴンe:HEV AIR EXは、両側パワースライドドアとなっています。
また、乗る人全員を優しく見守る「Honda SENSING」を全車に搭載しています。渋滞時にもドライバーの負担を軽くし、リラックスして運転できるようにサポート。もしもの時にも、乗る人全員を守り抜く強固なボディで、日々の安心をしっかり支えます。
他にも、車線脇に歩行者がいる場合に、衝突を避けるようハンドル操作をアシストしてくれる機能も！車線からのはみ出しを抑制することで、歩行者との事故を回避するのを助ける歩行者事故低減ステアリングを搭載しています。特に夜間や悪天候時など、ドライバーが歩行者に気づきにくい状況で、一瞬の判断ミスによる重大な事故を防ぐために大きな役割を果たしてくれます。
また、万が一の側面衝突や横転の際にも、1列目から3列目までを覆うロングなカーテンエアバッグで、後席にお乗りのご家族の頭部まで広範囲にわたりしっかり保護します！これらのエアバッグと、強靭な車体構造「G-CON」が連携することで、あらゆる方向からの衝撃を効率よく吸収し、乗る人全員を全方位から優しく守り抜く設計となっています。
セレナには、日産の先進運転支援技術「360°セーフティアシスト」が搭載されています。
このシステムは、二台前の車両の動きまで検知することが可能です。もし衝突の危険があると判断した際は警告し、追突や玉突き事故の回避を支援してくれます。さらに、走行中に隣の車線にいる見えにくい車や、車線変更時に後方から近づいてくる車を検知して警告を発し、安全な運転をサポートします！
また、インテリジェント アラウンドビューモニターでは、後席に人が乗っていたり、荷物が満載だったりして通常のルームミラーで後方が見えにくい時に、車両後方のカメラ映像をセンターディスプレイに映し出すことができます。
踏み間違い衝突防止アシストでは、駐車時などアクセルとブレーキを踏み間違えた際に、警報とともにエンジン出力やブレーキを自動で制御し、突っ込み事故を防ぐのを助けてくれます。
このようにセレナは、運転中の安全だけでなく、駐車や後方確認といった日常の「ヒヤリ」としがちな場面でのサポートにも力を入れています。
ステップワゴンは「シンプルで普遍的な安心感」を、セレナは「先進技術による快適性」を追求しています。ご自身の使い方や重視するポイントから、どちらがベストパートナーとなるかを見ていきましょう。
ステップワゴンは、3列目シートが床下に完全に収納できるため、段差のない広大なフラット荷室によってキャンプ用品など、大きな荷物も楽に積める積載力が魅力です！
また、e:HEVモデルの力強く静かな走りや、2列目のオットマンにより長距離移動でも疲労の少ない快適性を重視する方に最適です。そのため、積載力と乗り心地の質の両方を求めるアクティブなファミリーにおすすめです。
以上を車に求めている方は、セレナよりステップワゴンの方がおすすめです。
セレナはプロパイロットなどの先進運転支援機能と、デュアルバックドアによる利便性の高さが最大の魅力で、毎日の運転に安心とゆとりをもたらします。3列目シート使用時でも十分な荷室容量があり、2列目シートが大きく動くため、多人数乗車や乗り降りのしやすさを重視するファミリーに最適です！そのため、最新技術と日常の使い勝手の両方を求める、主に街乗り中心の方におすすめです。
以上を車に求めている方は、ステップワゴンよりセレナの方がおすすめです。
あなたのカーライフに合った一台は？
ホンダ ステップワゴンと日産 セレナ、どちらも魅力的なミニバンでしたが、「何を最も重視するか」によって最適な一台が変わってきます。
POINT
ステップワゴンのおすすめポイントは「最大の積載空間と移動の快適性」
セレナのおすすめポイントは「先進技術と日常の利便性」
ホンダ ステップワゴンは、床下収納による広大なフラット荷室が最大の強みで、長距離移動の快適性も高いため、積載力と乗り心地を重視するアクティブな方におすすめです。ただし、3列目シートの収納時に重く感じることや、最新の運転支援技術ではセレナに一歩及ばない点があります。
日産 セレナは、プロパイロットやデュアルバックドアといった先進技術と日常の利便性が最大の魅力で、街乗りや多人数乗車の快適性・安心感を求めるファミリーに最適です。一方で、3列目シートを収納すると荷室のサイドに出っ張りが生じるため、大きな荷物を積む際にデッドスペースができる点が短所となっています。
どちらのミニバンも、移動を支える素晴らしい選択肢であることは間違いありません。本記事でご紹介したポイントを参考に、ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、最高のパートナーとなる一台を見つけてください！
ホンダ ステップワゴン【人気モデル紹介】
日産 セレナ【人気モデル紹介】
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