カタログの数字だけじゃわからない本当の燃費とは?
[掲載日:2018年6月27日][最終更新日:2020年11月18日]
専門家が教える<燃費の良い軽自動車>
オススメランキング【2018年版】
2017年から2018年にかけて、ガソリンの値段が徐々に値上がりしてきています。
(※2018年6月現在)
今の状況下でもし新しく車を買うのであれば、1ℓでどのくらいの距離を走れるのかということを表す、いわゆる燃費の数字を気にする方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、燃費とはどういうものなのか、そして実際にオススメしたい燃費が良い軽自動車をランキング形式でご紹介していきたいと思います。
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
▼もくじ
・まずは燃費について詳しくなろう!
・燃費を良くするコツとは
・燃費の良さから選びたい軽自動車ランキング
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・軽自動車が月々1万円から乗れる!?マイカーリースのご紹介
まずは燃費について詳しくなろう!
燃費=1ℓの燃料でどのくらいの距離を走れるのか
そもそも燃費というのは、1ℓの燃料でどのくらいの距離を走れるのか 、ということです。数字が大きければ少ない燃料で長い距離を走れることになりますから、そのぶん燃料代を抑えることができます。
そのため燃費が良いというのは、自動車メーカーにとっては車を販売する上での、大きなセールスポイントとなるのです。
燃費の計測方法とカタログ記載の燃費について
過去、自動車メーカーでは技術的に燃費の良い車を開発するのはもちろんですが、燃費のいい走り方を習得した社員に計測をさせることでカタログ上の燃費を良く見せるという取り組みも行っていました。
しかしこういう計測方法では、実際にオーナーが走ったときの燃費との違いが大きくなりすぎます。そこで2011年、燃費の計測方法が大きく変わりました。それが現在規定されている「JC08モード燃費 」というものです。これは測定器に車をセットし、そこに装備されたローラーを使い、市街地や郊外での走行を想定したパターンに合わせてタイヤを回すことで、すべての車を同じ条件で燃費測定するようになっています。
そのパターンとは、エンジンが冷えた状態からエンジンを掛け、複雑な加減速を繰り返しながら約20分間の走行を想定して行われます。最高速度は約80km/hで、想定走行距離は約8kmです。
さらに細かくいうと、測定器に車をセットする前には、実際にテストコースを走行し、車種やグレードなどの違いによって変わる走行抵抗値を計測。その数値から導き出された負荷を測定器に掛けておくことで、より正確な数値を計測するようにしています。ただし、測定器上での計測ですのでハンドル操作はなく、エアコンもオフの状態と規定されています。
これによって2011年以前の10・15モード燃費と比べJC08モード燃費は、より実際の走行に近い結果が得られるようになりました。とはいえ、現実にはカタログ上の数値よりも実際の燃費が悪い、というケースは今でも良く聞く話です。
以下では、その原因と燃費を良くする(カタログ上の数値に近づける)ための方法を説明します。
カタログの数値より燃費が悪くなる原因と、燃費を良くするコツとは
燃費を悪化させるポイントを一つ一つ見直すことで、
燃費を良くできる!
JC08モード燃費はさまざまな走り方を想定してパターンを決めていますが、実際の走行では坂道や渋滞の距離、あるいはドライブに出かけて高速道路を長時間走ったりするパターンなど、燃費が良くなる or
悪くなるポイントが多数存在します。
そのためカタログ上の燃費と実際の燃費は、基本的には”違うのが当たり前”と考えておいたほうが良いでしょう。
原因①:エアコン
たとえば実際に車を使うときは、エアコンを掛けていることが多いはずですが、このエアコンというのは燃費を悪化させる要因のひとつとなります。
とくにエンジンの力を使ってコンプレッサーを回しているエアコンシステムでは、そのコンプレッサーを動かすために力を使ってしまうために、そのぶん車を前に進める力が減り、燃費を悪化させてしまいます。
最近では電気の力でコンプレッサーを回すタイプのエアコンシステムもありますが、まだ一般的ではありません。
原因②:ハンドルさばき
その点でいえばパワーステアリングは最近電動式が一般的となってきたため、以前の油圧式と比べればエンジンの力を必要とせず、燃費に対する影響は小さくなりました。
ただ、ハンドルを回すということは、タイヤの向きが変わるということです、タイヤというのは真っ直ぐの状態で回っているときがもっとも抵抗が小さく、向きを変えようとするときは抵抗が大きくなります。簡単にいえば真っ直ぐ走っているときよりも、向きを変えるときのほうが燃費が悪いのです。
そのためなるべく燃費を良くしたいなら、ハンドルを急に回して無理矢理向きを変えるのではなく、十分に減速をしてゆっくりハンドルを回し、スムーズに向きを変えたほうが良いでしょう。
原因③:車に乗せる荷物
もうひとつ大きいのは、車自体の重さです。車というのは軽ければ軽いほど、動かすために使う力が小さくて済みます。ところが実際に車を使っていると、車内にはさまざまな荷物が乗せっぱなしにしがちです。ひとつひとつの荷物は重たくなくても、合計すると数10kgの荷物が乗っている、ということも、よくある話です。
これも燃費面から見れば、悪い方向に影響します。燃費の良い走り方を目指すなら、荷物は必要最小限のものだけにする、というのがオススメです。
この重さというのが、同じ車種なのに燃費が違う、ということにも繋がってきます。同じ車種だけどグレードが違うと燃費が違う、という場合、それぞれの車の重さに注目をしてみてください。多くの場合、特別な装備が何もないグレードは燃費が良く、さまざまな装備が追加されているグレードは重くなり、そのぶん燃費が悪くなっているはずです。ただ、そのときの燃費の違いはわずかなものでしょう。
とくに安全装備に関しては、間違いなく装備していたほうがいいですから、燃費優先のために外す、というのはオススメしません。
原因④:アクセルの踏み方
燃費にもっとも影響するポイントと言われるのが、オーナーのアクセルの踏み方です。
たとえば次の信号が赤になっていて、そのときの速度のままでは確実に停まることになるとしましょう。そのようなときにアクセルを踏みっぱなしにしているのか、あるいはアクセルを戻し気味にしながら走るのかで、燃費は大きく変わってきます。
車というのはアクセルを踏み戻しするよりも、一定の状態に保っているほうが燃費が良くなります。もちろんこれは、まわりの状況によって実行できるときとできないときがあるでしょう。しかし燃費の良さを考えるなら、まわりに迷惑を掛けない程度にアクセルを戻し気味にしながら走行する、ということを心掛けてみてください。
自分で燃費計測を行う場合の注意点
最後に覚えておいてもらいたいのが、燃費の計測方法です。車によっては燃費計が装備されているものもありますので、その場合はそれを基準としてもらえば大丈夫なのですが、燃費計がない場合にはガソリンスタンドで燃料を入れるときにまず満タンにし、そこからある程度距離を走り、次の給油のときに何ℓ燃料が入ったのかということから燃費計算をするはずです。
ところがスタンドごとによって違う給油ノズルのセーフティセンサーの敏感さで、微妙に燃料の入る量が違ってくるときがあります。そのため雑誌などが記事にするとき、シビアに燃費計算をする場合には、目で見えるところまで燃料を入れて、などということをしたりしますが、これは吹きこぼれの可能性が高く、最悪は火災となる可能性があるためオススメできません。
一般的には同じガソリンスタンドを利用し、センサーが反応するところまで燃料を入れる、というのを基準として燃費計算をしてください。
燃費の良さから選びたい軽自動車ランキング
もっとも燃費がいいのはスズキ・アルト
それでは軽自動車の燃費ランキングを見ていきましょう。このランキングは2018年3月発表の国土交通省・軽自動車区分別燃費ベスト10
を元にしていますが、これはその車種の中でもっとも燃費の良いグレードを代表としているものです。そのためグレードによってはランクが下がるというものもありますので、その点のみご注意ください。
【軽自動車燃費ランキング】
1位:
スズキ アルト(CVT)
JC08モード燃費(km/ℓ) 37.0
1位:
マツダ キャロル(CVT)
JC08モード燃費(km/ℓ) 37.0
※スズキ・アルトのOEM車
3位:
スズキ アルトラパン(CVT)
JC08モード燃費(km/ℓ) 35.6
※リンク先のページはGグレードですが、このグレードもニコノリでお取扱いしています。
4位:
ダイハツ ミラ イース(CVT)
JC08モード燃費(km/ℓ) 35.2
4位:
トヨタ ピクシス エポック(CVT)
JC08モード燃費(km/ℓ) 35.2
※ダイハツ・ミラ イースのOEM車
4位:
スバル プレオ プラス(CVT)
JC08モード燃費(km/ℓ) 35.2
※ダイハツ・ミラ イースのOEM車
7位:
スズキ ワゴンRハイブリッド(CVT) JC08モード燃費(km/ℓ) 33.4
7位:
マツダ フレアハイブリッド(CVT) JC08モード燃費(km/ℓ) 33.4
※スズキ・ワゴンRハイブリッドのOEM車
9位:
スズキ ハスラーハイブリッド(CVT)
JC08モード燃費(km/ℓ) 32.0
9位:
マツダ フレア クロスオーバーハイブリッド(CVT) JC08モード燃費(km/ℓ) 32.0
※スズキ・ハスラーハイブリッドのOEM車
OEMモデル(※) が入っているためわかりにくくなっていますが、スズキのアルトとダイハツのミライース、スズキワゴンRハイブリッド/ハスラーハイブリッドが上位を占めています。とはいっても、ダイハツムーヴも31.0km/ℓですし、キャストも30.0km/ℓと、決して悪い燃費ではありません。
ここで注目してもらいたいのが、ランキング入賞車がみな、CVTミッションである、ということです。エンジンがもっとも効率良く回っている回転数を使い続けることが可能となるCVTミッションの、燃費に対する優位性が証明されています。
なお、実燃費に関しては、さまざまな調査機関が調べていますが、おおむね市街地ではカタログ燃費の60%程度、高速道路では80%程度の数字が目安 となっています。その点からいえば、カタログ燃費の70%を超えれば燃費の良い乗り方ができていて、70%を下回るようだと乗り方、使い方に改善の余地あり、というのは判断方法の一つとなります。
もし目安を下回っていた場合には、本記事で紹介したような方法(荷物を減らしてみたり、アクセルの踏み方、ハンドルの回し方など)をいろいろ試し、燃費の違いを確認してみてください。燃費の良い走りを追求するというのは結構奥深く、それだけでも楽しむことができますよ。
※OEMモデルとは
・・・Original Equipment Manufacturerの略。他メーカーが生産している車両を手直しして、自社ブランドで売ること。
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高田 林太郎
[この記事の執筆者]
自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、さまざまに活動中。
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