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出先での電気自動車(EV)の充電ってどうなの?オーナーが正直に語ります!

出先での電気自動車(EV)の充電ってどうなの?オーナーが正直に語ります!

「EVは本当に便利なの?」「出先で充電切れになったらどうするの?」
旅先で充電スポットが見つからず焦った経験は、多くのオーナーに共通する課題ではないでしょうか。
バッテリーの持ち、充電にかかる費用、アプリでの効率的なスポット探索……そして急速充電の「30分制限」と「待ち時間」の壁。
本記事では、EVオーナーへの徹底取材に基づき、「充電インフラが追いついていない現状」をリアルに解説!
あなたのライフスタイルにEVが合っているかどうか、その答えが見つかります。


ニコノリ事業責任者
安田 倫

自動車業界歴15年。株式会社MICに入社後は車関連の商品やサービスの新規開発に携わり、現在はニコノリの事業責任者を務める。 2023年、ポルシェ911から日産リーフNismoに乗り換えてEVライフを満喫中。 休日はハーモニカ奏者として横浜市のイベントでよく演奏している。


ニコノリ広報担当
宮重アリサ

YouTube・TikTok・XなどのSNSで楽しいコンテンツを更新中。

    ~もくじ~

  1. はじめに
  2. バッテリーの持ち
  3. 出先での充電
  4. 充電器の探し方
  5. 充電器が埋まっていたら…
  6. 充電の費用
  7. EVに向いている人は?
  8. まとめ

1.はじめに

「怖くない?」とよく聞かれる

安田さん: 今日のテーマは「EVの恐怖」です。EVに乗っていると「怖くない?」とよく聞かれます。

宮重さん: 確かに、航続距離や充電について、いろいろと詳しく聞きたいことがたくさんあります。


2.バッテリーの持ち

だから走ってて「もう1%減った、2%減った、3%減った、これ持つの?」

宮重さん: 実際に、EVでのお出かけってどんな感じなのでしょうか?

安田さん: 一言で言うと、恐怖です。何が怖いかというと、スマホのように目の前でバッテリーが100%からどんどん減っていくことですね。
私が乗っているリーフNISMOは約250km走行可能で、これは東京駅から浜松駅、長野駅、または郡山駅まで、約4時間走り続けられる距離に相当します。したがって、航続距離に関して日常利用で困ることはまずありません。
しかし、満充電で250km走行ということは、単純計算で1%あたり2.5kmの走行が可能です。実際には下道などではバッテリー消費が早くなるため、約2km走るごとに残量が1%ずつ減っていくイメージです。この「2km」という距離は、運転しているとあっという間に過ぎ去ります。そのため、走行中に「もう1%減った、2%減った…」と残量がどんどん目減りしていくのを見ると、「本当に目的地まで充電が持つのか」という不安が常に付きまとい、慣れるまでは大変でした。
スマートフォンなどのバッテリー残量を常に気にしてしまう方にとっては、EVは少しストレスになるかもしれませんね。

宮重さん: 私はいつも気にしてしまいます…!
アプリを使っていると、スマホのバッテリーは特に減りやすいですよね。EVでいうと、エアコンやシートヒーターを使っていたらあっという間に充電が減ってしまいそうです。

安田さん: そうですね。スマホと同じで、EVでも急に充電が減ったりしないかな…と不安になります。
ですので、最初の頃はエアコンが怖くて付けられませんでした。実際は、エアコンやシートヒーターではバッテリーは大きく消費されません。エアコンを付けると航続距離が5%落ちるかな、というくらいです。詳しくは以前の動画を見てみてください。
急にバッテリーががくっと減るようなことは、基本ありません。でも最初は怖かったですね。


3.出先での充電

EVの恐怖「出先での充電」

宮重さん: 走っていると充電って減っていきますが、出先での充電はしっかりできるのでしょうか?

安田さん: はい。急速充電器や、もちろん普通充電器も至るところに設置されています。
これは、東名高速の足柄パーキングエリアでの写真です。このように充電器が設置されており、わたしのリーフの場合はフロントに充電口があるので、充電器の前に頭から車を停めて充電します。
高速道路のパーキングエリア、コンビニ、ディーラー、道の駅、ショッピングモールなどによく充電器がありますね。

宮重さん: そうですね。何回か充電器があるところを見たことがあります。


4.充電器の探し方

宮重さん: 運転中に充電スポットを探し回るのではなく、どのようにして充電スポットを見つけているのですか?

安田さん: カーナビで探すこともできるのですが、アプリが便利ですね。

EVの恐怖「充電器の探し方」

充電器の場所がアイコンで示されており、その色と数字で状況がわかります。現在利用できる充電器は緑色で表示され、その数字が設置台数を示しています。一方、現在使えない充電器は赤色で表示されます。たとえば、緑色のアイコンをクリックすれば、「このコンビニに充電器が2台ある」といった詳細情報をすぐに把握できる仕組みです。

30分間充電して40~50%充電できます

ここでの重要なポイントは、詳細情報に「90kW」と表示されていることです。これは充電器のパワー(出力)を示しており、数字が大きいほど早く充電できます。一般的な急速充電器には30~40kW程度のものもありますが、この90kWは現時点ではかなり高出力な部類に入ります。
私のリーフの場合、この90kWの充電器を使えば、たった30分でバッテリーを約40~50%回復させることができ、これは約100km走行できる分の電力に相当します。


5.充電器が埋まっていたら…

宮重さん: 充電器をアプリで見つけて実際に行ってみたら埋まっていた…という場合はどうなるのでしょうか?

安田さん: そういう時は、よくありますね。その場合は待つか、別の充電スポットを探すしかありません。 先ほどお話した足柄パーキングには、急速充電器が2台ありますが、充電器の隣に「待機専用スペース」が設けられています。急速充電器は、基本的に1回の利用時間が30分と決まっており、時間が来ると自動で充電が停止します。パーキングエリアなら待っている間にお土産を選んだり、食事をしたりして時間を有効に使えますし、前の利用者が30分を過ぎても戻らない場合は、館内放送で呼び出しをしてもらえるので安心です。

宮重さん: すぐに充電して出発したい時、たった30分の充電待ちでも、予定が大きく狂うのではないかと不安になりますよね。

安田さん: 充電時間が30分と限られているため、たとえパーキングエリアでもゆっくり見て回る余裕がないのが実情です。特に混雑している場合は、待機している人のために充電が終わり次第すぐに車を移動させなければならないプレッシャーがあります。そのため、充電中に車から離れてしまうと、すぐに戻れない事態を恐れて、安易に席を立てないというちょっとした緊張感も生まれてしまうのです。


6.充電の費用

宮重さん: 外で充電するときは、その都度お金を払うのでしょうか?

安田さん: その都度お金を支払うといったこともできますが、多くの方は会員サービス(サブスクリプション)を利用しています。
私の場合、主に自宅で充電しているため、月額2,000円程度の一番安いプランに加入しています。このプランでは、月に合計100分(1回10分まで×10回)の急速充電が可能で、使いきれなかった分は翌月に繰り越しができます。実際の利用は簡単で、専用の会員カードを充電器にかざして認証し、ケーブルを差し込むだけで充電が開始される仕組みとなっています。

宮重さん: 充電の度に決済の手間がなく、会員カード一つで済むのは本当に便利ですね!


7.EVに向いている人は?

安田さん: そうですね。私は出不精のインドア派なので、移動距離が短いEVは生活スタイルに合っていて、向いていると感じています。
しかし、往復200kmを超えると途中で充電が必要になるため、移動や旅行が好きな方には現状ではおすすめしにくいと言わざるを得ません。実際に長距離移動をする際は、割り切ってガソリン車をレンタカーで借りるといった工夫をしています。
横浜からZOZOマリンスタジアムまでの往復移動で約100kmになるんですが、このくらいの移動距離ならEVは快適そのものです。夜に帰宅して充電器を挿せば、朝にはまたフル充電で出かけられますしね。

宮重さん: なるほど。じゃあ外出先での充電インフラはまだ不足していると感じますか?

安田さん: はい。
先日河口湖へ行った際、片道150kmで充電が必須でしたが、「観光地なら大丈夫だろう」という期待は裏切られましたね。現地に着いてアプリで確認したところ、道の駅と遠方のコンビニにわずかにある程度。
やはり充電インフラの整備が追いついていないため、現状ではEVでの遠出をおすすめするのは難しいと感じています。

EVの恐怖「旅行は好きじゃない」

宮重さん: それは怖いですね。もう少し充電スポットが増えたら、EVの利用もぜひ検討してほしいですね。

安田さん: 状況が変わって、出先での充電に困らなくなれば旅行好きの方にも、EVはおすすめできると思います。


8.まとめ

今回は、EVオーナーの正直な充電事情についてお聞きしました。

EVのバッテリー残量が減る不安は、慣れれば怖くありません。
また、充電スポットはアプリで容易に検索できる利便性がある一方で、国内の充電インフラの不足と、急速充電における「30分制限」や「待ち時間」という時間的リスクが大きな課題となっています。

現状、EVの利便性はまだガソリン車には及びません。そのため、現時点では遠出や旅行よりも近距離移動がメインの方、時間的な制約に寛容な方にのみ、EVをおすすめします。

EVで快適に過ごすには、その特性を理解した計画的な充電が鍵となります。バッテリー残量の不安を克服し、充電の待ち時間すら休憩や楽しみに変える工夫をすれば、EVならではのクリーンで経済的なカーライフを十分に満喫することができるでしょう!


動画で見たい方はこちら↓

EV車オーナーが正直に語ります。出先での充電事情


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山岸 ゆい

[この記事の執筆者]

大学院で社会学を専攻し、身の回りにある「なぜ?」という疑問を掘り下げてきました。卒業後は、その探究心を生かしながら、地域コミュニティや人々の暮らしに寄り添う活動に取り組んできました。
専門的な知識を誰にでもわかりやすく伝えることが得意です。これまでの経験とスキルを活かし、車やカーリースに詳しくない方の「これってどうなの?」という疑問に寄り添い、納得のいく答えを見つけるお手伝いをしていきます!
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