アルトラパンの維持費はどのくらい?項目別に費用の目安を紹介
アルトラパンを所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。この記事では費用項目別に、アルトラパンの維持費の目安を紹介します。また、維持費の管理が面倒といった方におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

柴田 和也
アルトラパンを所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。この記事では費用項目別に、アルトラパンの維持費の目安を紹介します。また、維持費の管理が面倒といった方におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
▼もくじ
アルトラパンは、スズキが販売する軽自動車です。女性をターゲットとした車ということもあって可愛らしいデザインの内外装は特徴の1つだといえます。一方で、可愛らしさだけでなく、機能性にも優れている点はアルトラパンの魅力です。例えば、車内にはドリンクホルダーやインパネボックスをはじめとしたさまざまな収納がついています。また、前席はシートが高く設定されていることもあって、乗り降りしやすい点も特徴です。さらにラゲッジルームは開口幅が広く設計されているため、大きい荷物も積みやすく、後席を倒してより広い荷室として活用することもできます。このようにアルトラパンはデザイン性に加えて高い実用性も備えるなど、日常使いにうってつけの1台だといえます。
ここでは、アルトラパンの維持費を項目別に解説します。アルトラパンは軽自動車ですが、それでも、所有にあたっては、さまざまな費用が発生するため具体的な項目や金額を覚えておきましょう。ここでは以下の費用項目の目安について解説しています。
車検は、新車購入時は3年後に、それ以降は2年に1回行うことが定められている点検のことです。車検費用は大きく分けて法定費用と車検基本料金から構成されています。ここではそれぞれの概要について解説します。
法定費用とは、国によって決められている費用のことで、車検時に支払わなければなりません。法定費用は、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代の3つから構成されています。
自賠責保険料とは、自動車の所有者に対して加入が義務付けられている保険のことです。新車購入時には37ヶ月契約を選択する方がほとんどです。アルトラパンの場合、37ヶ月で24,010円がかかります。なお、24ヶ月の場合17,540円、12ヶ月の場合11,440円と契約期間が長い方が保険代も安くなる仕組みです。
自動車重量税は、その名の通り自動車の重さに応じて課される税金のことです。新車登録時に3年分の税金をまとめて支払うほか、2年ごとの車検時にも2年分をまとめて払います。乗用車の場合、重量が大きくなるほど税額も高くなりますが、軽自動車の場合は重量に関係なく一律の価格に設定されており、初年度登録から13年未満の場合は6,600円、13年経過で8,200円となっています。
印紙代は、証紙代金のことです。検査費用や車検証の発行手数料などを支払う際に必要となります。なお、印紙代は、指定工場か認証工場によって異なります。軽自動車の場合、指定工場で1,800円、認証工場の場合で2,200円です。
車検基本料とは、車検を実際に行うディーラーや車検業者に支払う費用であり、業者によって異なるものです。そのため、アルトラパンの維持費を少しでも抑えたいのであれば、この車検基本料を検討してください。車検基本料は平均して4万円程度かかりますが、業者によってはそれよりも安い費用で行うケースもあります。ただし、費用が安い場合は、何が費用項目に含まれていて、何が含まれていないのかを確認してください。場合によっては、特定の検査をするためには別途費用がかかるといったケースもあり得るためです。
自動車税は、自動車の車検証上の所有者に対して課される税金のことです。アルトラパンのような軽自動車の場合、2015年4月1日以後に新規検査した車であれば、検査から13年未満なら全車一律10,800円となります。
なお、自動車税は4月1日時点での軽自動車の所有者に対して支払いが義務付けられているものです。各市区町村から納税通知書が届くため、納付期限である5月末日までに支払いを済ませてください。
アルトラパンをはじめとして、車を運転する上ではガソリンが欠かせないため、ガソリン代も考慮する必要があります。
年間1万キロを走行すると想定し、ガソリン代をリッター175円で計算した場合、ガソリン代は7〜9万円/年程度かかります。これは、1ヶ月あたり5,800〜7,500円程度のガソリン代が必要となる計算です。
ただし、1万キロも走行しない人もいれば、ガソリン代が下がるケースもあるため、これよりも費用が安くなる場合もあります。
ガソリン代を少しでも抑えたい場合は、アイドリングをできるだけ避ける、急発進や急加速を控える、タイヤの空気圧を適正にするといったことに取り組んでみてください。
任意保険は、その名の通り車の所有者が任意で加入する保険のことです。自賠責保険は加入が義務付けられているのに対して、任意保険は義務ではないものの、万が一事故等を起こした時に備えて、加入するのが一般的です。
任意保険は、運転者の年齢や年間走行距離、免許の区分などによって保険料が異なります。アルトラパンをはじめとした軽自動車の任意保険料は平均して50,000円/年です。1ヶ月あたり4,000円程度かかる計算ですが、保険内容によってはさらに金額が高くなることもあります。例えば、車両保険をつけるなど補償を手厚くすると年間あたり10万円を超える可能性もゼロではありません。自動車保険会社では、オンライン見積もりを無料で簡単にできるため、自分の条件や希望する内容で金額を一度確認してみてください。
車は消耗品であるため、安全に使用するためにも、メンテナンスが必要不可欠です。日常的に発生する車のメンテナンス費用としては洗車費用と消耗品費用が挙げられます。
洗車費用は、車を洗うためにかかる費用であり、洗車場所によって費用が変わります。例えば、ガソリンスタンドで手洗いしてもらう場合は30分程度で2〜3,000円程度かかります。一方で、洗車機を使用すれば数百円程度で済むため、費用をかけたくない場合は、自宅で自分で洗車をするのも1つの方法です。ただし、それでも洗車用品は購入しなければならない点は覚えておいてください。
車は多くの消耗品からできているため、使用していくうちに交換しなければならなくなります。主な消耗品と交換費用は以下の通りです。
エンジンオイル | ・2,000円から7,000円程度で購入できる ・軽自動車はエンジンオイルの必要量は少なめ |
---|---|
タイヤ | ・1本あたり5,000円程度かかる ・消耗品の中でも比較的高額 ・交換のタイミングは使用開始から4~5年に1回 |
ワイパーブレード | ・工賃を含めて3~7,000円程度かかる ・自分で交換することも可能 |
バッテリー | ・交換には4,000〜40,000円程度かかる ・交換費用の内訳は、バッテリー本体料金と古いバッテリーの廃棄費用、工賃の3つ |
エアコンガス | ・交換には7,000円程度かかる ・走行時の振動によってガスが抜けていくため、定期的に交換する必要がある |
出費を抑えるために、消耗品を交換しないまま走行しようとする人もいるかもしれませんが、交換しないと車のトラブルにつながる可能性もあるため注意してください。例えば、タイヤの場合摩耗してすり減っているにも関わらず交換しないままでいると、事故の原因になりかねません。消耗品の交換費用は決して安くはありませんが、安全に走行するためのコストだと考えて、支払いを渋るようなことはしないようにしましょう。
ここまで、アルトラパンの維持費の概要について解説しましたが、アルトラパンを所有するだけでもさまざまな費用が、それぞれ異なるタイミングで発生します。そのため、維持費の管理が面倒、急な出費の発生がやっかいと感じる人もいるかもしれません。そのような人は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。
カーリースは、リース会社が所有する車を借りる形で利用する契約形態です。レンタカーとは違って年単位の契約を結ぶため、契約期間中は自分の車と同じ感覚で利用できます。また、カーリースは、一般的に車検費用やメンテナンス費用、各種税金といった費用が月額料金に含まれているため、利用者は基本的に月額料金を支払うのみです。月額料金は契約段階で決められているため、出費の予測も立てやすく、急な出費に怯える心配もありません。
アルトラパンに興味のある方は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。ニコノリでは、アルトラパンをはじめとしたさまざまな車種を取り扱っています。車種によっては短期間での納車もできるため、カーリースを利用したい人におすすめです。
今回は、アルトラパンの維持費について解説しました。アルトラパンの所有にあたっては、車検費用や各種税金、ガソリン代、メンテナンス費用など、さまざまな費用がさまざまなタイミングで発生します。アルトラパンは軽自動車ということもあり、金額は比較的安めですが、それでも年単位で見ると高額であるため、それぞれの費用項目でどのくらいの金額になるのか把握しておくことをおすすめします。維持費の管理やその都度での支払いが面倒な人は、カーリースの利用も検討してみてください。
>>その他スズキの車種一覧はこちら