フリードの維持費はどのくらい?項目別に費用の目安を紹介
フリードを所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。この記事では費用項目別に、フリードの維持費の目安を紹介します。また、維持費の管理が面倒といった方におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

柴田 和也
フリードを所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。この記事では費用項目別に、フリードの維持費の目安を紹介します。また、維持費の管理が面倒といった方におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
▼もくじ
フリードは、ホンダが販売するコンパクトミニバンです。2008年に同じくコンパクト型ミニバンであった初代モビリオの後継車として発売されました。車名のフリードは、英語のFree(自由に)とDo(行動する)を合成した造語となっています。
フリードの特徴の1つが、そのコンパクトなボディサイズにあります。ホンダのコンパクトカーというとステップワゴンをイメージする人もいるかもしれませんが、フリードはそれよりもさらに小さいボディサイズです。
コンパクトカーのサイズでありながら、6〜7人で乗ることができ、さらに室内空間にも余裕があるため、快適なドライブを実現してくれます。
普段使いはもちろん、長距離ドライブの際にも役立つため、ファミリー層にとって最適の一台だといえます。
ここでは、フリードの維持費を項目別に解説します。フリードの所有にあたっては、さまざまな費用が発生するため、具体的にどのような費用項目があり、どのくらいかかるのか覚えておきましょう。
具体的には、以下の費用項目の目安について解説します。
車検は、新車購入時は3年後に、それ以降は2年に1回行うことが定められている点検のことです。車検費用は大きく分けて法定費用と車検基本料金から構成されています。ここではそれぞれの概要について解説します。
法定費用とは、国によって決められている費用のことで、車検時に支払わなければなりません。法定費用は、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代の3つから構成されています。
自賠責保険料とは、自動車の所有者に対して加入が義務付けられている保険のことです。フリードの保険料は12ヶ月で17,650円となっています。
また、自動車重量税は、その名の通り自動車の重さに応じて課される税金のことです。新車登録から経過した年数によって金額が変わる点が特徴で、フリードの場合新車登録から13年未満で24,600円、13年以上18年未満で34,200円、18年以上で37,800円となります。
印紙代は、証紙代金のことです。検査費用や車検証の発行手数料などを支払う際に必要となります。フリードの場合は1,800円です。
車検基本料とは、車検を実際に行うディーラーや車検業者に支払う費用であり、業者によって異なるものです。そのため、フリードの維持費を少しでも抑えたいのであれば、この車検基本料を検討してみてください。
車検基本料は、フリードの場合平均して5〜10万円程度かかりますが、業者によってはそれよりも安い費用で行うケースもあります。ただし、費用が安い場合は、何が費用項目に含まれていて、何が含まれていないのかを確認してください。場合によっては、特定の検査をするためには別途費用がかかるといったケースもあり得るためです。
自動車税は、自動車の車検証上の所有者に対して課される税金のことです。自動車税は、排気量ごとに税額が異なります。フリードに関しては、1,001CC〜1,500CCに該当する30,500円となります。
ただし、これは2019年10月以降に新車登録した場合の金額であり、2019年9月以前に購入している場合は34,500円となるため注意してください。
フリードをはじめとして、車を運転する上ではガソリンが欠かせないため、ガソリン代も考慮する必要があります。
フリードで1年間で1万キロ走行する場合、レギュラー価格175円/Lとすると年間で8万円〜11万円程度のガソリン代が発生します。1ヶ月あたりにすると6,600円〜9,100円です。フリードのグレードによって燃費が異なるほか、ガソリン代の変動もあるため、金額はあくまでも目安としてください。少しでもガソリン代を抑えたい場合は、ハイブリッドタイプの車種がおすすめです。
任意保険は、その名の通り車の所有者が任意で加入する保険のことです。自賠責保険は加入が義務付けられているのに対して、任意保険は義務ではありません。しかし、万が一事故等を起こした時に備えて、加入するのが一般的です。
任意保険は、運転者の年齢や年間走行距離、免許の区分などによって保険料が異なる点が特徴です。自動車保険会社では、オンラインでの見積もりが無料で簡単にできるため、自分の条件や希望する内容で金額を一度確認してみるといいでしょう。
具体的な金額に関しては、25歳の人がフリードに乗るにあたって初めての自動車保険として加入する場合、1年で12万3000円程度の保険代がかかります。これは1ヶ月当たり約1万円の保険代がかかる計算です。なお、この金額は車両保険を含んで算出しているため、車両保険の扱いを変えることで安くすることもできます。
車は消耗品であるため、安全に使用するためにも、メンテナンスが必要不可欠です。日常的に発生する車のメンテナンス費用としては洗車費用と消耗品費用が挙げられます。
洗車費用は、車を洗うためにかかる費用であり、洗車場所によって費用が変わります。例えば、ガソリンスタンドで手洗いしてもらう場合、30分程度で2〜3,000円程度かかります。一方で、洗車機を使用すれば数百円程度で済みます。費用をかけたくない場合は、自宅で自分で洗車をするのも1つの方法です。ただし、それでも洗車用品は購入しなければなりません。
車は多くの消耗品からできているため、使用していくうちに交換しなければならなくなります。主な消耗品と交換費用は以下の通りです。
エンジンオイル | ・2,000円から7,000円程度で購入できる |
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タイヤ | ・1本あたり5,000円程度かかる ・消耗品の中でも比較的高額 ・交換のタイミングは使用開始から4~5年に1回 |
ワイパーブレード | ・工賃を含めて3~7,000円程度かかる ・自分で交換することも可能 |
バッテリー | ・交換には4,000〜40,000円程度かかる ・交換費用の内訳は、バッテリー本体料金と古いバッテリーの廃棄費用、工賃の3つ |
エアコンガス | ・交換には7,000円程度かかる ・走行時の振動によってガスが抜けていくため、定期的に交換する必要がある |
出費を抑えるために、消耗品を交換しないまま走行しようとする人もいるかもしれませんが、交換しないと車のトラブルにつながる可能性もあるため注意してください。例えば、タイヤの場合摩耗してすり減っているにも関わらず交換しないままでいると、事故の原因になりかねません。消耗品の交換費用は決して安くはありませんが、安全に走行するためのコストだと考えて渋るようなことはしないようにしましょう。
ここまで、フリードの維持費の概要について解説しましたが、フリードを所有するだけでもさまざまな費用が、それぞれ異なるタイミングで発生します。そのため、維持費の管理が面倒、急な出費の発生がやっかいと感じる人もいるのではないでしょうか。
そのような人は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。カーリースは、リース会社が所有する車を借りる形で利用する契約形態です。レンタカーとは違って年単位の契約を結ぶため、契約期間中は自分の車と同じ感覚で利用できます。
また、カーリースは、一般的に車検費用やメンテナンス費用、各種税金といった費用が月額料金に含まれているため、利用者は基本的に月額料金を支払うのみです。月額料金は契約段階で決められているため、出費の予測も立てやすく、急な出費に怯える心配もありません。
フリードに興味のある方は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。ニコノリでも、フリードをはじめとしたさまざまな車種を取り扱っています。車種によっては短期間での納車もできるため、カーリースを利用したい人におすすめです。
今回はフリードの維持費について解説しました。フリードの所有にあたっては、法定費用・車検基本料から構成される車検費用のほか、自動車税やガソリン代、任意保険、メンテナンス費用などさまざまな費用が発生します。車を所有し、安心・安全のカーライフを楽しむためにはこれらの出費は必要なものです。
それでも少しでも出費を抑えたい、維持費を効率よく管理したいといった場合は、カーリースの利用を検討してみてください。