ハスラーの維持費はどのくらい?項目別に費用の目安を紹介
幅広い世代から人気を集めるハスラーに興味があるものの、維持費がどのくらいかかるのか気になるという人は多いのではないでしょうか。ハスラーの維持費は1年間で20〜30万円が目安です。この記事では、ハスラーの維持費の目安について解説します。
具体的にどのような費用項目があり、どのくらいかかるのかについて解説しているため、ハスラーに興味のある方はぜひ参考にしてください。

柴田 和也
幅広い世代から人気を集めるハスラーに興味があるものの、維持費がどのくらいかかるのか気になるという人は多いのではないでしょうか。ハスラーの維持費は1年間で20〜30万円が目安です。この記事では、ハスラーの維持費の目安について解説します。
具体的にどのような費用項目があり、どのくらいかかるのかについて解説しているため、ハスラーに興味のある方はぜひ参考にしてください。
▼もくじ
ハスラーはスズキが展開する軽ハイトワゴンです。アウトドア好きを魅了するSUVタイプの軽自動車となっており、デザインやカラーバリエーションの豊富さが特徴の1つとなっています。また、丸いライトと角ばったフォルムと、そのデザインも魅力の1つだといえます。男女を問わず幅広い世代から人気を集めるハスラーは、街乗りからちょっとした遠出までさまざまなシーンで活躍してくれる1台です。実際に、リアシートの背面とラゲッジフロアは防汚仕様となっており、大きめの荷物なども載せやすくなっています。また、リアシートは簡単に倒せるため、シートのアレンジもしやすいでしょう。
スズキハスラーの維持費の目安は20〜30万円/年です。この維持費は、以下の項目を想定したものです。
ここでは、これらの維持費の項目について解説します。
車検は、新車を購入した場合は3年後に、それ以降は2年に1回行わなければならない車の点検です。車検費用は大きく分けて法定費用と車検基本料から構成されます。ここではそれぞれの概要について解説します。
法定費用とは、国が定める費用のことで、車検の際に支払わなければなりません。法定費用は、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代の3つから構成されています。
自賠責保険とは、自動車を所有する人に加入が義務付けられている保険のことです。正式名称は自動車損害賠償責任保険といいます。自賠責保険は、車検期間に保険料が発生するため、新車購入後の最初の車検であれば3年分、それ以降は2年分をまとめて支払うこととなります。なお、ハスラーは軽自動車であるため、自賠責保険料は24ヶ月で25,070円です。
次に自動車重量税は、自動車の重さに応じて課される税金のことです。ハスラーのような軽自動車の場合は重さに関係なく定額となっており、1年で3,300円、2年分で6,600円がかかります。
印紙代は、証紙代金のことです。検査費用や車検証の発行手数料の支払いを行う際などに使用します。印紙代は車検を依頼する整備工場の種類によって異なりますが、軽自動車の場合認定工場に依頼すると2,200円、指定工場に依頼すると1,800円です。
車検基本料とは、車検を行う業者に対して支払う料金のことです。こちらは依頼先によって異なるため、ハスラーの維持費を少しでも抑えたい方は、こちらの車検基本料を検討することが大切です。
依頼先にもよりますが、車検基本料は平均で3〜4万円程度はかかります。中にはさらに安い料金で行う業者もいますが、費用が安い場合は、何の作業が費用項目に含まれていて、何が含まれていないのかを確認する必要があります。場合によっては必要な作業を別途費用を支払って行わなければならないケースもあるためです。
自動車税とは、自動車の車検証上の所有者に課される税金のことです。車は排気量によって自動車税が異なりますが、ハスラーのような軽自動車の場合一律で10,800円となっています。自動車税は毎年5月上旬に納税通知書が届き、5月31日までに支払わなければなりません。ただし、31日が土曜・日曜日の場合には、翌月曜日が期限となります。払い忘れないように注意してください。
車を利用するにあたっては、ガソリン代を考慮しなければなりません。ハスラーを利用する場合のガソリン代の目安は以下の通りです。
なお、ガソリン代は変動するものであることに加え、走行距離によっても料金が変化するため、あくまでも目安の1つとしてください。
任意保険は、車の所有者が任意で加入する保険のことです。先述の自賠責保険が加入を義務付けられているのに対して、任意保険は義務ではありません。それでも、事故を起こすなど万が一の事態に備えて加入するのが一般的です。
任意保険の料金は、ドライバーの年齢や年間走行距離、免許の区分などによって変動します。例えば、30歳でゴールド免許を所有している場合、賠償範囲無制限の任意保険に加入すると1年で7万円程度の保険料がかかります。補償内容を見直すことで料金を抑えることもできるため、自分にどういった補償が必要なのか確認しておくことをおすすめします。
なお、走行距離に関しては、距離が少ないほど保険料が安くなります。これは、走行距離が少ないということは事故が発生する確率が低いと考えられているためです。
車は消耗品であるため、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。日常的に発生するメンテナンス費用としては洗車代や消耗品代などが挙げられます。洗車代は、車を洗う際に発生する費用であり、どこで洗車するかによって費用は異なります。例えば、ガソリンスタンドで手洗いで洗車する場合30分で2~3,000円程度はかかるでしょう。また、洗車機を利用する場合は数百円程度で済みます。さらに自分で洗車するのであれば費用はかかりません。ただし洗車用品を購入する必要があります。 消耗品代に関しては、ハスラーだと1年で50,000円程度はかかると考えてください。主な消耗品と交換費用は以下の通りです。
ハスラーのような軽自動車の場合、エンジンオイルの必要量は少なめであるため、他の車種と比べると比較的安いと言えます。また、タイヤは消耗品βの中でも最も高額なものです。性能にこだわると数万円単位の費用がかかるでしょう。バッテリー交換に関しては、バッテリー本体代金に加え、交換工賃や廃棄代なども含まれています。
メンテナンス費用は抑えることのできる費用項目ですが、安全に車を利用するためには定期的なメンテナンスは欠かせないため、ある程度の出費は想定しておく必要があります。
ここまで、ハスラーの維持費について解説しましたが、維持費の管理が面倒、メンテナンスや故障による急な出費が不安といった人も少なくないのではないでしょうか。そのような人にはカーリースの利用をおすすめします。
カーリースは、リース会社が所有する車を借りる形で利用する契約形態です。レンタカーとは異なり年単位の契約を結ぶため、契約期間中は自分の車と同じ感覚で利用できます。また、カーリースは、一般的に車検費用やメンテナンス費用、各種税金といった費用が月額料金に含まれているため、利用者は基本的に月額料金を支払うのみです。急な出費が発生することはないため、コストの予測を立てやすい点は大きな特徴だといえます。ニコノリでは、ハスラーをはじめとしたさまざまな車種を取り扱っています。車種によっては短期間での納車もできるため、カーリースを利用したい人におすすめです。
今回は、ハスラーの維持費について解説しました。ハスラーを所有する場合、年間の維持費は20〜30万円が目安です。これらの費用の内訳は車検費用・自動車税・ガソリン代・任意保険・メンテナンス費用となっており、費用項目によっては調整可能なものもありますが、自賠責保険や各種税金のように支払いや金額が決まっているものもあるため、何をコントロールできるのかを把握したうえで調整する必要があります。維持費の管理が煩わしい場合は、カーリースの利用も検討してみてください。