1.転職直後だとカーリースの審査に影響する恐れがある
転職直後は、カーリースの審査で不利になる可能性があります。これは転職したこと自体が問題なのではなく、勤続年数が短く収入の安定性を判断しにくいためです。
カーリースは数年単位で契約し、毎月リース料金を支払い続ける必要があります。そのため審査では、「契約期間中も継続して支払いができるか」が重視されます。
その判断材料のひとつとなるのが勤続年数です。一般的に、同じ勤務先で長く働いている人ほど収入が安定していると判断されやすく、審査でも有利に働く傾向があります。一方で、転職したばかりの場合は勤務実績が少ないため、将来的な収入の継続性を判断しにくくなります。
特に勤続年数が1年未満の場合は、審査で慎重に見られることが少なくありません。反対に、1〜3年以上の勤務実績があると安定性の根拠として評価されやすくなります。個人事業主やフリーランスの場合も、同じ事業を継続している期間が長いほど有利になる傾向があります。
ただし、カーリースの審査は勤続年数だけで決まるわけではありません。年収や雇用形態、借入状況、信用情報なども含めて総合的に判断されるため、転職直後だからといって必ず審査に落ちるわけではない点は理解しておきましょう。
1-1.転職がプラス評価になるケースもある
転職直後は審査で不利になる傾向がありますが、必ずしもマイナス評価になるとは限りません。転職によって年収が上がった場合や、役職が上がった場合は、返済能力の向上につながる要素として評価されることがあります。
近年はキャリアアップやスキルアップを目的とした転職も一般的になっており、転職回数だけで一律に判断されるわけではありません。実際の審査では、勤務先や勤続年数だけでなく、年収や雇用形態、借入状況、信用情報なども含めて総合的に判断されます。
そのため、転職直後であっても、以前より安定した雇用環境や高い収入を得ている場合は、審査に通る可能性があります。カーリース会社や信販会社が重視しているのは、転職の事実そのものではなく、契約期間中にリース料金を継続して支払えるかどうかという点です。
2.カーリースの審査基準
カーリースの審査では、勤続年数だけでなく、収入や雇用形態、借入状況、信用情報などさまざまな項目が確認されます。ここでは、カーリースの審査で主にチェックされるポイントとその基準を解説します。
2-1.収入が安定しているか
カーリースの審査では、毎月のリース料金を無理なく支払える収入があるかを確認されます。単に年収の金額だけを見るのではなく、継続して収入を得られる状態かどうかも重要です。
目安として年収200万円以上が挙げられることもありますが、これは絶対的な基準ではありません。年収が200万円未満でも、月額料金を抑えたプランを選んでいたり、ほかの借入が少なかったりすれば、審査に通る可能性はあります。
転職によって収入が上がった場合は、支払い能力を示す材料になることがあります。ただし、審査では年収だけでなく雇用形態や借入状況なども含めて判断されるため、無理のない契約内容を選ぶことが大切です。
2-2.どのような雇用形態で勤続年数は何年か
カーリースの審査では、雇用形態や勤続年数も確認されます。長期契約で毎月の支払いが続くため、現在の収入が一時的なものではなく、今後も継続する見込みがあるかを判断する必要があるためです。
一般的には、公務員や正社員は収入が安定していると見なされやすい傾向があります。一方で、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト、個人事業主などは、収入の変動や雇用期間の面から慎重に見られることがあります。
勤続年数は1年以上がひとつの目安とされ、長く働いているほど安定性を示しやすくなります。ただし、非正規雇用や個人事業主だからといって審査に通らないわけではありません。収入の継続性を示せる場合や、借入状況に問題がない場合などは、審査通過の可能性もあります。
2-3.借り入れ状況はどうなっているか
カーリースの審査では、現在の借り入れ状況も確認されます。すでにローンやクレジットカードの分割払い、キャッシングなどを利用している場合、カーリースの料金を追加しても無理なく支払えるかを判断するためです。
特に見られやすいのが、年収に対して年間の返済額がどのくらいあるかを示す返済負担率です。住宅ローンやカードローンだけでなく、スマートフォン端末代の分割払い、クレジットカードのキャッシングなども支払い負担として見られる場合があります。
一般的には、返済負担率が30〜35%程度を超えると審査で不利になりやすいとされています。借り入れが多い場合は、申し込み前に返済状況を整理し、月々の支払いに余裕がある状態を作っておくことが大切です。
2-4.信用情報に記載事項はないか
カーリースの審査では、信用情報に問題がないかも確認されます。信用情報には、ローンやクレジットカードの契約状況、利用状況、返済履歴などが記録されており、支払い能力を判断する材料になります。
過去に支払いの遅延や滞納、未払いがある場合は、審査で不利になる可能性があります。また、自己破産や任意整理などの債務整理を行った履歴がある場合も、契約が難しくなるケースがあります。
信用情報の記録は内容によって一定期間残るため、申込み前に不安がある方は、自分の信用情報を確認しておくのもひとつの方法です。転職直後で勤続年数に不安がある場合は、信用情報に問題がないことも重要な判断材料になります。
2-5.年齢はいくつか
カーリースの審査では、申込者の年齢も確認されます。リース会社によっては申込みできる年齢や契約満了時の年齢に条件を設けているためです。
たとえば、申込み時点で20歳以上であることや、契約終了時の年齢が一定以下であることを条件としているケースがあります。未成年や若年層の場合は、保護者の同意や連帯保証人が必要になることもあります。
3.転職に関係なく審査に落ちるケース
転職直後はカーリースの審査で不利になることがありますが、審査に落ちる原因は勤続年数だけではありません。収入の安定性や信用情報、借入状況などに問題がある場合は、勤続年数に関係なく審査に通らないこともあります。ここでは、カーリースの審査で落ちる主なケースを解説します。
3-1.収入が安定していない
収入が安定していない場合は、転職の有無に関係なく審査で不利になる可能性があります。カーリースは一度契約すると数年単位で支払いが続くため、現時点の収入だけでなく、今後も同じ水準で支払いを続けられるかが見られるためです。
たとえば、月によって収入の差が大きい、仕事を始めたばかりで実績が少ない、収入を証明できる書類が十分にないといった場合は、支払い能力を判断しにくくなります。
正社員以外でも審査に通る可能性はありますが、フリーランスや自営業、アルバイトなどの場合は、安定した収入を継続して得ていることを示せるかが重要です。単に雇用形態だけでなく、収入の継続性を説明できる状態かどうかがポイントになります。
3-2.信用情報に記載事項がある
年収や勤続年数に大きな問題がない場合でも、信用情報に延滞や債務整理の履歴があると審査に落ちる原因になります。カーリースの審査では、申込内容だけでなく、過去の支払い状況も確認されるためです。
たとえば、クレジットカードやローンの返済を遅らせたことがある、スマートフォン端末代の分割払いを滞納したことがある、といったケースは注意が必要です。本人にとっては軽い遅れのつもりでも、信用情報上ではマイナス材料になる場合があります。
また、過去に自己破産や任意整理などを行っている場合も、一定期間は審査に影響する可能性があります。
3-3.借入が多い
借入が多い場合は、勤続年数や年収に問題がなくても審査で不利になることがあります。すでに複数の返済を抱えていると、カーリースの月額料金を追加したときに家計の余裕が少ないと判断されやすいためです。
借入として見られやすいものには、以下のようなものがあります。
- 住宅ローン
- 教育ローン
- カードローン
- キャッシング
- クレジットカードの分割払い
収入が高くても、毎月の返済額が大きければ支払い能力に不安があると見なされる可能性があります。転職直後で審査が不安な場合は、申し込み前に借入残高や月々の返済額を整理し、無理なく支払える状態か確認しておきましょう。
4.転職直後でも審査に通りやすくするためのポイント
転職直後は勤続年数の面で不利になることがありますが、工夫次第で審査に通る可能性を高めることはできます。ここでは、転職したばかりの方がカーリースの審査を受ける際に意識したいポイントを紹介します。
4-1.車のグレードを落とす
転職直後で審査に不安がある場合は、車のグレードやオプションを見直して月額料金を抑えることが有効です。カーリースの審査では、収入に対してリース料金が高すぎないかを確認されるため、返済負担を下げることで審査のハードルを下げやすくなります。
たとえば、同じ車種でも上位グレードではなく標準グレードを選ぶ、不要なオプションを外す、車両価格の低い車種を検討するといった方法があります。中古車リースを扱っている会社であれば、新車以外の選択肢を検討するのもひとつの方法です。
ただし、安さだけで選ぶと、必要な機能や使い勝手に不満が出る可能性もあります。月額料金を抑えつつ、利用目的に合った車種や装備を選ぶことが大切です。
4-2.契約期間を考慮する
転職直後で月額料金を抑えたい場合は、契約期間を長めに設定する方法もあります。カーリースは契約期間に応じて月額料金が変わるため、長期契約にすると1か月あたりの支払いを抑えやすくなるためです。
月額料金が下がれば、収入に対する負担も軽くなり、審査で不利になりにくくなる可能性があります。ただし、カーリースは原則として中途解約が難しく、解約できる場合でも違約金が発生するケースがあります。
月額料金だけを重視して長期契約を選ぶと、転勤や家族構成の変化などで車の使い方が変わったときに負担になることもあります。審査対策として契約期間を調整する場合でも、今後の生活や車が必要な期間を踏まえて選びましょう。
4-3.保証人を立てる
本人の勤続年数だけで審査に不安が残る場合は、保証人を立てられるか確認してみましょう。保証人を用意できると、リース会社側は未払いリスクを抑えやすくなり、審査上の不安材料を補える場合があります。
特に、転職直後で勤務実績が短い方や、収入の安定性を十分に示しにくい方にとっては、保証人の有無が判断材料のひとつになることがあります。ただし、保証人には一定の収入や安定した職業、良好な信用情報が求められるのが一般的です。
また、保証人は形式的なものではなく、契約者が支払えなくなった際に支払い義務を負う立場です。依頼する際は、審査に通すためだけに軽く頼むのではなく、責任の重さを説明したうえで慎重に相談しましょう。
4-4.頭金を支払う
頭金を設定できるカーリースであれば、頭金を支払うことで審査に通りやすくなる場合があります。契約時に一部の費用を先に支払うことで、リース会社が負うリスクを軽減できるためです。
また、頭金を入れると契約金額が減るため、月額リース料を抑えやすくなります。結果として、年収に対する支払い負担も軽くなり、審査で有利に働く可能性があります。
ただし、頭金を多く支払えばよいというわけではありません。手元の資金が不足すると生活に支障が出ることもあるため、家計とのバランスを考えながら無理のない範囲で検討することが大切です。
5.転職直後にカーリースに申し込む際は申し込みブラックに注意
転職直後にカーリースの審査へ申し込む際は、「申し込みブラック」にも注意が必要です。申し込みブラックとは、短期間のうちに複数のローンやカーリースへ申し込みを行い、その履歴が集中している状態を指します。
短期間に複数のカーリースやローンへ申し込むと、信用情報機関に申し込み履歴が集中して残るため、審査で慎重に判断される可能性があります。特に転職直後は勤続年数が短く、もともと審査で不利になりやすいことから、さらにマイナスに働くおそれがあります。
審査に落ちたからといって次々と別の会社へ申し込むのではなく、まずは落ちた原因を確認することが大切です。申し込み先を慎重に選び、必要以上に審査申請を繰り返さないようにしましょう。
6.時間に余裕があるなら転職前の申し込みがおすすめ
転職が決まっているものの、まだ退職前であれば、カーリースの申し込みは転職前に済ませておくのもひとつの方法です。転職後は勤続年数がリセットされるため、同じ年収であっても審査で不利になる可能性があるためです。
特に現在の勤務先で長期間働いている場合は、勤続年数が収入の安定性を示す材料として評価されやすくなります。一方、転職直後は新しい職場での勤務実績が少ないことから、返済能力を慎重に判断される傾向があります。
そのため、転職とカーリースの契約時期が重なる場合は、転職前に申し込むことをおすすめします。ただし、申し込み内容と実際の勤務状況に相違がないよう注意し、審査中に転職する場合は必要に応じてリース会社へ相談しましょう。
7.まとめ
転職直後は勤続年数が短くなるため、カーリースの審査で不利になる可能性があります。ただし、転職したばかりだからといって必ず審査に落ちるわけではありません。年収や雇用形態、借入状況、信用情報なども含めて総合的に判断されます。
転職によって収入が上がった場合や、雇用が安定した場合は、審査でプラスに見られるケースもあります。審査に不安がある方は、車のグレードを下げる、契約期間を調整する、保証人を立てる、頭金を支払うなどの方法を検討しましょう。
ニコノリでは、国産全メーカーの車を取り扱っており、車種によっては月々5,500円から利用できます。転職直後でカーリースの審査が不安な方も、まずはニコノリの仮審査申込を行ってみてはいかがでしょうか。
8.よくある質問
- Q.転職してすぐでもカーリースの審査に通ることはありますか?
- A.はい、転職直後でもカーリースの審査に通る可能性はあります。勤続年数が短いことで不利になる場合はありますが、年収や雇用形態、借入状況、信用情報なども含めて総合的に判断されます。転職によって収入が増えたり、雇用環境が安定したりしている場合は、プラスに評価されることもあります。
- Q.カーリースの審査では勤続年数はどれくらい必要ですか?
- A.明確な基準はありませんが、一般的には1年以上の勤続年数がひとつの目安とされています。勤続年数が長いほど収入の安定性を示しやすく、審査でも有利に働く傾向があります。ただし、勤続年数だけで審査結果が決まるわけではありません。
- Q.転職直後に審査へ落ちた場合はどうすればよいですか?
- A.審査に落ちた場合は、車のグレードを下げる、契約期間を長くする、頭金を用意する、保証人を立てるといった方法を検討してみましょう。また、短期間に複数社へ申し込むと申し込み履歴が集中し、審査で不利になる可能性があるため、原因を整理したうえで再申し込みすることが大切です。


