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維持費の目安
[掲載日:2025年12月19日]

トヨタ ノアの維持費はどのくらい?
項目別に費用の目安を紹介

トヨタ ノアを所有する場合、車検費用や自動車税、ガソリン代、任意保険、メンテナンス費用など、さまざまな費用が発生します。支払いがいつ必要なのか、どのくらいの費用がかかるのかといった点を押さえておくことは非常に重要です。そこで、この記事では費用項目別に、ノアの維持費の目安を紹介します。また、維持費の管理が面倒といった方におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆者
柴田 和也
トヨタ ノアの維持費はどのくらい?項目別に費用の目安を紹介

     ▼もくじ

  1. トヨタ ノアとは
  2. 項目別トヨタ ノアの維持費
    2-1.車検費用
    2-1-1.法定費用
    2-1-2.車検基本料
    2-2.自動車税
    2-3.ガソリン代
    2-4.任意保険
    2-5.メンテナンス費用
  3. 維持費の管理が面倒ならカーリースがおすすめ
  4. まとめ

1.トヨタ ノアとは

ノアは、トヨタが販売するミドルサイズのミニバンです。2001年に発売されたノアは、90年代後半から続くミニバンブームの中で誕生した一台ですが、現在ではミニバンを代表する車となっています。
ノアの特徴の1つがカスタマイズ性の高さです。シートを自由に移動することができ、最大で8人まで乗車できます。また、後部座席を倒せば自転車などの大型の荷物を収納することも可能です。さらに、前後の座席の位置をずらすこともできるため、子供の面倒を見るときなどにも役立ちます。
パワースライドドアにも対応しているため、隣に車が駐車している状態でもスムーズにドアを開け閉めできます。もちろんパワースライドドアであるため、片手で簡単に開けることも可能です。
そのほかにも、低床設計となっているため、子供や高齢者などでも乗り降りしやすくなっています。
このような特徴から、ノアは普段使いからちょっとした遠出にまで役立つなど、利便性が高いことからファミリーにおすすめの一台だといえます。


2.項目別トヨタ ノアの維持費

ここでは、トヨタ ノアの維持費を項目別に解説します。ノアの所有にあたっては、さまざまな費用が発生するため、どういった費用があるのか確認しておきましょう。
ここでは以下の費用項目の目安について解説します。

  • ・車検費用
  • ・自動車税
  • ・ガソリン代
  • ・任意保険
  • ・メンテナンス費用

2-1.車検費用

車検は、新車購入時は3年後に、それ以降は2年1回行うことが定められている点検のことです。車検費用は大きく分けて法定費用と車検基本料金から構成されています。ここではそれぞれの概要について解説します。

2-1-1.法定費用

法定費用とは、国によって決められている費用のことで、車検時に支払わなければなりません。この法定費用は、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代の3つから構成されています。

自賠責保険料とは、自動車の所有者に対して加入が義務付けられている保険のことです。「強制保険」とも呼ばれる自賠責保険料は、自動車の区分や加入期間によって定められており、加入期間が長いほど安くなります。ただし、どの保険会社で加入しても、保険料の違いはありません。車検を受ける際に、次回の車検満了日までの保険料をまとめて支払うのが一般的です。ノアの場合17,650円がかかります。

自動車重量税は、その名の通り自動車の重さに応じて課される税金のことです。0.5トン刻みで分類されており、それによって税額が決まりますが、軽自動車の場合は重量に関係なく一律の価格に設定されています。新車登録時に3年分の税金をまとめて支払うほか、2年ごとの車検時にも2年分をまとめて払う点が特徴です。ノアの場合、モデルによって重量が異なるため、税額は24,600円〜32,800円となっています。

印紙代は、証紙代金のことです。検査費用や車検証の発行手数料などを支払う際に発生します。この印紙代は、指定工場・認証工場・ユーザー車検とで金額が異なる点が特徴です。指定工場は車検の検査ラインを備えており、保安基準適合証を発行できる工場のことです。認証工場は、自社工場では点検整備のみを行い完成検査は別の場所で行います。ノアの場合、1,800円もしくは2,200円がかかります。

2-1-2.車検基本料

車検基本料とは、車検を実際に行うディーラーや車検業者に支払う費用であり、業者によって異なるものです。そのため、ノアの維持費を少しでも抑えたいのであれば、この車検基本料を検討しましょう。
車検基本料金の相場は、ディーラーが約2〜10万円、車検専門業者やガソリンスタンドが約1〜3万円となっています。ディーラーは高めの価格設定ですが、高品質なサービスや整備を受けられます。一方の専門業者やガソリンスタンドは、費用が安い点が特徴ですが、何が費用項目に含まれていて、何が含まれていないのかを確認する必要があります。場合によっては、特定の検査をするためには別途費用がかかるといったケースもあり得るためです。

2-2.自動車税

自動車税は、車の排気量に応じてかけられる税金であり、毎年4月1日時点における車の所有者に対して課される点が特徴です。各市町村から毎年納税通知書が届く仕組みで、納付期限は5月末日となっています。公共料金の支払いと同じように、銀行や郵便局などの金融機関、コンビニなどで支払うことができるので、忘れずに納付しましょう。ノアの場合、ハイブリッド車とガソリン車がありますが、どちらも税額は36,000円です。ただし、ガソリン車に関しては登録してから13年が経過すると税額が高くなるため注意してください。

2-3.ガソリン代

ノアをはじめとして、車を運転する上ではガソリンが欠かせないため、ガソリン代も考慮する必要があります。
ノアは、ガソリン車で燃費が14.3〜15.1km/Lほど、ハイブリッド車で22.0〜23.4km/Lほどです。ガソリン代を1L=170円とした場合走行距離別のガソリン代は以下のようになります。

  • ・年間走行距離3,000km→ガソリン車約34,000円、ハイブリッド車約22,000円
  • ・年間走行距離5,000km→ガソリン車約57,000円、ハイブリッド車約37,000円
  • ・年間走行距離10,000km→ガソリン車約113,000円、ハイブリッド車約74,000円

ハイブリッド車は年間走行距離が長くなるほどより節約効果が高い点が特徴です。
ちなみに、ガソリン代を節約するには、無駄なアイドリングを控える、急発進や急加速をしない、タイヤの空気圧を適正にする、無駄な荷物を載せないでクルマを軽くするといった方法が挙げられます。

2-4.任意保険

任意保険は、その名の通り車の所有者が任意で加入する保険のことです。自賠責保険は加入が義務付けられているのに対して、任意保険は義務ではありません。しかし、万が一事故等を起こした時に備えて、加入するのが一般的です。
任意保険は、運転者の年齢や年間走行距離、免許の区分、保険の等級などによって金額が異なります。基本的には等級が高いと保険料は安くなりますが、事故歴の有無などによって金額が変動するケースもあるため、同じ等級=同じ金額とはならない可能性があることを覚えておきましょう。
ノアの場合、6等級で21歳以上、ブルー免許の場合、年間走行距離に応じて48000円〜160,000円程度かかります。また、6等級で30歳以上、ゴールド免許の場合、22,000円〜70,370円程度です。なお、金額に幅がありますが、これは車両保険の有無が影響しているためです。

2-5.メンテナンス費用

車は消耗品であるため、安全に使用するためにも、メンテナンスが必要不可欠です。日常的に発生する車のメンテナンス費用としては洗車費用と消耗品費用が挙げられます。
洗車費用は、車を洗うためにかかる費用であり、洗車場所によって費用が変わります。例えば、ガソリンスタンドで手洗いしてもらう場合は30分で2〜3,000円程度かかります。一方で、洗車機を使用すれば数百円程度で済みます。費用をかけたくない場合は、自宅で自分で洗車をするのも1つの方法です。ただし、それでも洗車用品は購入しなければならない点には注意してください。

エンジンオイル ・2,000円から7,000円程度で購入できる
タイヤ ・1本あたり5,000円程度かかる
・消耗品の中でも比較的高額
・交換のタイミングは使用開始から4~5年に1回
ワイパーブレード ・工賃を含めて3~7,000円程度かかる
・自分で交換することも可能
バッテリー ・交換には4,000〜40,000円程度かかる
・交換費用の内訳は、バッテリー本体料金と古いバッテリーの廃棄費用、工賃の3つ
エアコンガス ・交換には7,000円程度かかる
・走行時の振動によってガスが抜けていくため、定期的に交換する必要がある

出費を抑えるために、消耗品を交換しないまま走行しようとする人もいるかもしれませんが、交換しないと車のトラブルにつながる可能性もあるため注意してください。
例えば、タイヤの場合摩耗してすり減っているにも関わらず交換しないままでいると、事故の原因になりかねません。消耗品の交換費用は決して安くはありませんが、安全に走行するためのコストだと考えて渋るようなことはしないようにしましょう。


3.維持費の管理が面倒ならカーリースがおすすめ

ここまで、ノアの維持費の概要について解説しましたが、ノアを所有するだけでもさまざまな費用が、それぞれ異なるタイミングで発生します。そのため、維持費の管理が面倒、急な出費の発生がやっかいと感じる人もいるかもしれません。そのような人は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。カーリースは、リース会社が所有する車を借りる形で利用する契約形態です。レンタカーとは違って年単位の契約を結ぶため、契約期間中は自分の車と同じ感覚で利用できます。
また、カーリースは、一般的に車検費用やメンテナンス費用、各種税金といった費用が月額料金に含まれているため、利用者は基本的に月額料金を支払うのみです。月額料金は契約段階で決められているため、出費の予測も立てやすく、急な出費に怯える心配もありません。ノアに興味のある方は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください。
ニコノリでは、ノアをはじめとしたさまざまな車種を取り扱っています。車種によっては短期間での納車もできるため、カーリースを利用したい人におすすめです。


4.まとめ

今回はトヨタ ノアを所有する際にかかる費用について解説しました。ノアの維持費には車検だいや自動車税、ガソリン代、メンテナンス代などさまざまなコストがかかります。1つ1つの費用は小さくても合計すると高額になるため、どの費用がどのタイミングで必要になるのか把握しておくことが大切です。また、支払いの手続きが面倒、出費の管理が煩わしいといった場合、ニコノリのようなカーリースを利用するのも1つの方法です。

>>その他トヨタの車種一覧はこちら


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倉田 佑一郎
[この記事の監修者]

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。
加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。
独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。
プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。


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